第6話酔人

昨日、今日と蛸ん壺で飲む。

昨夜の酔人が、現れた。

店の、出口で転んで起き上がらせたのは僕なのだが、忘れている。

だが、彼はビールやツマミを提供してくれる。

ベエンメ口調だが、根はとても優しい男だ。

44歳の僕が店内では、最年少だが店に入りきれない、20代の若者たちは、外のふきっさらし簡易テーブルでビールを飲んでいた。


明日は蛸ん壺の暴年会。

文字通り、荒れるだろう。

カラオケ嫌いなのに、カラオケがあるらしい。そして、1人ずつの挨拶があるらしい。

やだな。

明日は、思いっきり酔って帰ろう。

仕事納めの忘年会。

今日、連れと行ったがそれでの料金は払ったが、まだ、同僚は飲んでいる。

彼女らしい飲み方をしてもらいたい。

彼女の心のデトックス効果がこの店にはあるらしい。

良いことだ。

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