第4話 漫才は限界?
別に毛嫌いしているわけでもないし、無理して言っているわけでも無いんだけど漫才って面白いか?小さい頃からテレビでお笑い番組を見せられたけどあまり笑った記憶ないんよね。みんなは絶賛してコメント残してプロの芸人さんもおもろいおもろい評価してるけどどうも納得できない。ただ抑揚変えて会話してるだけじゃんって。コントは動きで躍動感もあって面白くなるのはわかるけど漫才は面白くならないでしょうと。一家でテレビ見てるときは笑おうとも思うけど、家族がただ黙って時が経つのを待っているかのように画面を眺めているのを見るとやっぱつまらんよなーって確信してしまう。関西の方はなんでそんな漫才好きなんでしょうね。まじわからん。
そんな中クリスマス、当たり前のように予定の無い俺はね愛しい家族()と共にパーティーを開いたんだ。オードブルをテーブルのど真ん中においてシャンパン片手にメリクリーー!ってね。最高よ奥さん。一段落したら食事を始めるわけ、テレビつけるじゃん、おっM1やってるやん。正直誰も知らなかったし興味も無かったけどなんとなく見続けたんだ。令和ロマンは好きな感じだった。やっぱ勢いあるのに弱いんかね。あんなぐちゃぐちゃ動かれるとおかしくなってきちゃうわ。吹き出し笑いしちまったよ。トップバッター面白かったしもしかしたら楽しめるかなと思ったけどまあそんなことも無く。あとはどんぐりの背比べかな、ファーストステージは。やっぱ漫才ってつまらんわ。しゃべりだけでどうこうなるわけ無いよ。付随した面白さが無いと差別化も出来ないし何より笑わせるレパートリーが少ないじゃん。コントの自由さが人気になるのもわかる。笑いの種類が多いから見てて楽しい。
ここで話題に上がっているさや香の漫才について。個人的には好きかな。あの無理矢理感は自分のみてきた漫才とは違った。面白さのベクトルが違うのかな?そもそも見てきた漫才のサンプルは少ないが、今までのは世間話からどーのこーのみたいな導入が多くてまたそれかと、みんな一緒やんと。さっきもいったとおりレパートリーが少ないを如実に表していると思う。その太い根幹から誰もが微妙にアレンジを加えて独自の笑いを作ってますみたいなスタイルなわけじゃん。流石にそれはそろそろ限界来るよ、いくら人間の可能性が無限大だっていっても必ずどこかで似てるのが出てくるし飽きられる。まあコントもそうなんだけどあっちは自由度が大きい分漫才より廃れるのは遅いはず。で結局のところ漫才のスタイルを変えるしかもう伸びる方法は無いわけ。そんな中であの強引なネタ。いいじゃんこういうので。結局これもみんなやり出したらパンチが弱くなっていくけど他と違うことしてインパクトを残したかったのよ彼らは。ガキっぽいけど優勝したいっていう執念がこのイレギュラーを生んだのだよ。問題はその無理矢理感を感じるのが少し難しかったとこだ。わかりやすくむちゃくちゃな論理を展開すればもっといけたでしょ。それを諦めてマイクの前に出たりジャケット脱いだりするボケをするから評価されなかっただけ。漫才の笑いとしてはまあ違うんでしょうねああいうのは。
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