第16話

「魔法協会のセキュリティは、ニャーがどうにかするにゃ」


そういったのは、ネコクサだった。元の職場の環境を知っているのは当たり前だが、


「それでは私は、雑魚どもを蹴散らすッス」


そう名乗りを上げたのは、戦士さんだった。おそらくは、この3人の中で、一番目立つからだろう


「んで俺が、助けに行くってわけね」


そう語るのは俺だ。ユリカを救う何故か巻き込んでしまった俺の失態だからだ


「それじゃ行くぞ!」


横一列に並び、バァァァンという効果音がどこからかなり響くなか、敵の本拠地"聖地アルファ"の玄関に接近した


「簡単に入れると思っとるんかえ?」


玄関の前が、水びだしになりそこに現れたのは


「妾は4剣が一人、マサムネ……というのはしっておろう?のうネコクサよ」


マサムネというそいつは、猫耳に猫の尻尾を持っていた。


「ネコクサさんの知り合い?」


ただしネコクサの顔を見るにかなり、嫌いな部類に入る。知り合いであることは明白だ


「こいつは、ニャーが1人でやる」


ファイティングポーズを取ったネコクサ、俺たちも急いでいたので、その言葉を信じることにした


「死ぬなよ」


こいつが死ぬのは、あんまり考えられないが…死なれては困る


「おみゃーもニャ」


俺と戦士はとりあえず、他に入れるところを探そうとしていた


「逃がすものか水の槍ウンディーネ


しかしそれは俺達に当たる前に氷に、よって阻まれた


「おみゃーの相手はニャーがするといったにゃ」

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