第17話

ニャーが何で猫人の、真似をするか?そんなもんは今は大事じゃニャイ


「ヌシよ、猫耳のカチューシャなんぞつけても猫人にはなれん」


そんなこと百も承知ニャ、それでもそれでも!


「ニャーは、ニャーが決めた道を行く!」


水の槍ウンディーネからもわかる通り。ヤツの魔法は水、不死身のアホシュツランの炎と比べたらこっちのほうが、ニャーにはきつい


「妾もがんばるとするかの水の剣イシュチェル


ウォーターカッターの要領で、指からビームめいて水が飛び出る


氷の壁アイスフェンス


ダイヤを切り裂く水の剣イシュチェルはたかが氷では守りきれない。


氷の刃アイスアッパー下が、がら空きニャ!」


ヤツの地面から、刃が飛び出した。しかしマサムネには、当たらなかったが、水のイシュチェルを止められただけでも御の字だ


「ここまで氷を出せるとは、強くなったのぉ、ネコクサよ」


本物の猫人マサムネ、ニャーはこいつが嫌いだった。ニャーは、私は、猫人になりたかった。でもそれは叶わない、そもそも亜人ですらない私になれっこなかった


―――――ネコクサ過去―――――――――


「なんだその耳、ただの人のくせに」


猫耳のカチューシャをつけて、街を歩いたらそう言われた。


「猫人には尻尾がある。人体の構造上、おもちゃでも尻尾はつけられないぞ」


私は、自分が嫌になった。どうして自分は猫人じゃないのか?何でたかが人間風情なのか。そんな中出会ったのが


「ワッチは、マサムネ猫人というものらしい」


こいつの推薦で私は、魔法協会に入った。しかし


「猫人になりたいじゃと、にょほほほ、バカなことは寄せ人間のほうが都合がいいぞ」


そういった。私が、どれだけの苦労をしているかを知らないで、


「なんだそのカチューシャ」


悩んでる私の前に逢わられたのが不死身のアホシュツランだった。


「攻撃は効かないぞなぜなら、俺は不死身だからな」


その言葉を聞いた瞬間、閃いた。猫人は半分魔物になっているので長命だ。つまりこいつを研究すれば猫人に近づける!


「解剖してやるニャ!」

「え!怖っ」


−−−−−−現代−−−−−−−−−−−−


「懐かしいことでも考えていたか?」


お見通しらしい


「さぁ試合再開ニャ」


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