【第28話】ひより日記

 秋も深まり、ネロリの柑橘類の香りが恋しい季節。最近どんな香りに惹かれる? 魔法の書店では、昨日から書店の端で柑橘のアロマ(精油)を染み込ませたメッセージカードを飾りはじめました。


 店長にも好評で良かったです。これで不評ならまた喧嘩っぽくなりますから。


 にしても唐突に「いい匂いだな」って言うものだから、わ、私の匂いかと……ちょっと照れて「急になんですか~」って聞き返したら「え、そこに置いてるカードだけど」って。恥ずかしい勘違いしました。シャンプー変えたからかな……なんて思いましたよ。……ああ、話が逸れちゃう。とにかくメッセージカードの話!


 もちろん本からは離して、飾り用に空いた棚へ置いてます。書店で香りものって珍しいかなと思うのでやってみましたよ。香りが移らないように注意ですね~


 紙の本は、湿度や紫外線に気をつけて管理しなければなりません。空気清浄機は欠かせません。


【注意するポイントメモ】

⚫︎湿度は60%以下で換気された空間で管理する。

(湿気が多いと紙が劣化しちゃいます……)

⚫︎温度16~22℃が好ましい。

⚫︎なるべく日影で保存。

(紫外線と蛍光灯が近いと変色するため)

⚫︎平積みはしない、重さで変形する恐れあり。


 本を整理するときの参考になります。けど平積みは本が……けどちょっと憧れます、カッコいいですよね。


 さて、今回は『癒し特集』の一環で健康本とヨガの本、自然な香り本をメインに飾ります。寒くなって、お疲れの方も多いので気分も明るくする作用がある柑橘のベルガモット精油を選びましたよ。


 良い空間作りをして、あわよくば購買意欲が高まればいいなと作戦です! 香りは視覚の次にイメージとして記憶に残りやすいので、書店を覚えてもらうキッカケになればと思います。


 ああ、けどそれならコロコロ香りを変えられない。精油ブレンドでベルガモットとヒノキを3:1で混ぜて使おうかな。ベルガモットは、みかんとレモンの間のような香りでスッキリフルーティな良い香りだし……


 アロマの香りは、香水とは違い、花や樹木から抽出した精油は自然な香り。


 そのかわり香る時間は短いですが、ほのかに香るのが特徴です。香りが苦手な方もいるので弱く香らせます。お客様の反応をみて、今後も置くか考えよう。


現在進行系タスクのメモ

【八木ひよりのイメージイラスト】を準備中。


【今日の一言】→SNSにて発信している一言。

 皆さま今日も仕事や学校、お疲れさまです! こんな少し肌寒いけど温かいような季節にはアフォガートを飲みたくなりますね。※note投稿時は秋。

 アフォガートは、アイスクリームに温かいエスプレッソをかけて食べるイタリアのデザートです。


 特にバニラがコーヒーで溶ける。それをすくって一緒に食べると苦味と甘さが絶妙なハーモニーで美味しいんです。よかったら試してみてくださいね。


それじゃあまた明日!

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