【第5話】ひより日記

【新店長 襲来から3週間】


 息が、ほわぁっと白くなる季節になりました。こんな日は温かいコーヒーから朝を始めます!


「あ、ミルク入れてカフェオレにしようかな」


 朝から悴む両手をカップで温めると、考えたメモ書きをみた。机の上に散在するクシャクシャにされた紙や重なる紙。全て魔法の書店に足を運んでもらえるように考えたアイデアだったり作戦だ。


「X(旧Twitter)だけじゃダメかな、InstagramやPinterestも始めようかな。うーん、よくわからない」


【やってみたリスト】

・X(旧Twitter)

・ブログ

・note


【考え中のリスト】

・InstagramかPinterest

・校閲、校正アプリ導入

・作品投稿サイト

カクヨム(KADOKAWA)

ノベルアップ+

NOVEL DAYs


【興味ありリスト】

・AIとの創作(絵や文章)

・NFT


「X(旧Twitter)は、まだ使いこなせて無いから未知数……連絡用には最適と思うから今後も使おう!」


 ひよりは万年筆を走らせる。ブツブツと一人で呟いては、メモに書き足していく。


「インスタやピンタレは画像での表現を求められるよね〜、校閲アプリで誤字脱字チェックするのは良さそう!」


「AI、彼らとの合作は好奇心がくすぐられるけど手に余りそう……NFTも然り、やるならしっかり取り掛かりたいし……」


 真塩セレーネが残した小説もホコリを被りながら出てきて……せっかくだから、十四郎とうしろうさんに許可をもらってまるで記録のようにネットという書庫へ残していく。


【ひよりがやってみたリスト】

・Twitter→ 続行

・ブログ→ 続行(noteのはじめ方などの記事)

・note→ 続行


【考え中のリスト】

・InstagramかPinterest →保留

・校閲、校正アプリ導入 →導入

・作品投稿サイト

カクヨム(KADOKAWA) →導入予定

ノベルアップ+ →保留

NOVEL DAYs →保留


「よし! 出来た」


 ひとまず試したものを書いた。出来たものを暫く眺め、日記を閉じる。


「今日もがんばろう__めげずに。」

「問題は紙の本というものの良さを、どうやって広めるかよね……どうやったら書店に来てもらえるかな」


 呟いては、冷える足の指を厚手の靴下越しに揉んだ。


「インスタとか……かな? 書庫は写真取れないよね。

うーん、本と一緒に撮れる映えスポット作るかな〜ああ、でも予算内で!」


 今日の一言には、次に書店で睡眠の本をおすすめコーナーに置くから調べたことを書こう。


【今日の一言】

 湯たんぽが手放せない季節。お湯を入れて寝る前に布団を温めておきます。よい睡眠は『記憶力回復』や『疲労回復』などに重要です。


 けどなかなか寝つけない時ってあるよね……そんな時は温かくして寝ると眠りやすくなるんですよ~身体が温かい状態からゆっくり冷えていくと脳が寝る体制に自然と入ります。今日は友達にも湯たんぽをおすすめしました。


 あ、湯たんぽ以外なら、首元と肩をホットタオルを当てて温めてから布団に入ってみてください。特に首元と肩は温めてから寝ると自律神経が集中している部分なので副交感神経が刺激されてリラックスし寝やすくなります。


 長くなっちゃったけど睡眠コーナーにメモ書きを置こう。試してくれると嬉しいな~。


──つづく。


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