20年間書き続けた私は小説家になれただろうか?
朝倉玲
第1話 今は物書きにはありがたい時代
ほとんどの方がきっと「はじめまして」ですね。
一見男性のようにも見える名前ですが女性で、専業主婦です。
今年9月に20年間書き続けた長編ファンタジー小説『勇者フルートの冒険』をシリーズ完結させました。(注1)
書き始めた20年前には、この『カクヨム』や『小説家になろう』のような小説投稿サイトは存在しませんでした。
苦労して自分でウェブサイトを作る時代から、ブログで情報発信する時代に移りつつある頃で、星の数ほどのブログサービスが日本中で展開されていました。
でも、「ブログ小説は読みにくい」と言う読者は多くて、ネットで小説を発表したい書き手たちは、作品の発表方法にずっと悩んでいました。
私もブログではなく自分のサイトで小説を発表し続けました。
自サイトでの小説やブログ小説が激減したのは、『なろう』や『カクヨム』が登場してからのこと。
こんなに楽に綺麗に自分の作品を送り出してもらえるんですから、当然ですよね。
今は物書きさんには本当にありがたい時代です。
ここでは、20年間ひとつの作品を書き続ける中で感じたこと、考えたこと、小説の書き方やプロの小説家になるってどういうことなんだろう、などなど、思いつくままに書いてみようと思っています。
(注1)
『勇者フルート』の物語は2004年から自サイト「アサクラ私立図書館」で連載してきました。2020年には『カクヨム』でも第0巻と第1巻を連載しましたが、自サイトでシリーズ完結したので、推敲しながら『カクヨム』でもう一度連載しているところです。
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