図書室で月や宇宙について調べる。

 宇宙の本を見る。

 綺麗な星をたくさんにつける。

 君は夢中になって宇宙の話をしてくれる。

 本当に宇宙が好きなんだなって、わたしは思う。

 世界は広がっている。

 どこまでも。

 そんなあまり前のことを君は狭い世界の中にいるわたしに思い出させてくれる。

「かっこいいね」

 思わずまりはそう言った。

「ああ。本当にかつこいい。やっぱり宇宙船はいいよな」としんは宇宙船の図鑑を見ながらそう言った。

 しんはいつもまりの隣にいてくれた。

 しんはまりのヒーローだった。


 まりはしんと一緒に生きて行こうと決めた。

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