シンデレラ 舞踏会編
そんなこんなでなんとか舞踏会に参加出来る事になったシンデレラとシンデレラの父親でしたが、やはりドレスのなかった父親は素っ裸のままでしたが「もってくれよオレの体ッ!!」と意味不明な事を供述していたのでシンデレラは他人のフリをする事にしました。
なのでとりあえず他人のフリをして舞踏会に参加していたシンデレラでしたが、偶然ですが殿様の息子であるカレーうどんの王子様。略してうどんの王子様と出会います。そしてうどんの王子様はこの出会いでシンデレラの美貌に魅了され、シンデレラと結婚して後々にはカレーのお殿様と呼ばれるようになりたいと考えました。
そんな訳で舞踏会そっちのけで――
「殿の言う事は~?」
『絶対で候っ!』
と。王様ゲームならぬ殿様ゲームで盛り上がっているシンデレラやパリピくのいち、パリピ腰元に二足歩行する機関車トーマス達でしたが、時間を忘れて盛り上がったせいか気付いた時には時計の針は深夜12時を指していました。
「しまった! 時間だわっ!」
気が付いたシンデレラは装着していた鼻メガネと三角帽子を投げ飛ばすと、ついでに鼻メガネと三角帽子を被った育ちの良いオリンピック柔道金メダリストを投げ飛ばし神速で舞踏会場を飛び出します。しかしこの時、焦っていたのかシンデレラは履いていたガラスの下駄が脱げてしまいました。
そしてこの時、二足歩行する実写機関車トーマスも焦っていたのか履いていたガラスのタイツが脱げてしまいます。
そしてこの時、焦っていたのかシンデレラの父親はガラスのハートが砕けてしまいます。
※ガラスのハートなんてそもそもなかったとする説もある。
そして……このガラスの下駄を拾ったのが言うまでもなくうどんの王子様で、王子様はすぐにこの下駄を鑑識に回すと足の指の指紋を採取。そこから下駄の持ち主を割り出し――当然魔法は解けていたものの、数日後にはちゃんとシンデレラの居場所を突き止めそのまま結婚する事となりました。
そして当然ですが魔法は解けていたのでシンデレラが殿様に献上したマグロは元のカボチャに戻ってしまい、それと3千万円は実はシンデレラの父親のふんどし3千枚だったのでこちらも元に戻ってしまい、献上品が偽物だったと判明した殿様はシンデレラの父親を再逮捕しました。しかし幸いな事にふんどしは3千枚あったため、シンデレラの父親は獄中では裸で過ごさずに済みましたとさ。めでたしめでたし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます