第11話 転生先とスキル

転生先とスキルを、先ず本を見て決めておくんだよな。

……。

あ、会話。

会話、どうしよ。


……。とにかく転生先を決めよう。

本を読み進める。ふむふむ。

ラノベ習得済みなので剣と魔法が鉄板か。

お? ハーレムものが多いな。ならば転生先にハーレム系設置っと。

へー、チートはあまり好みじゃないのか。あ、でも知識チート大好物か。

じゃあスキルは「百科事典」系で。

あ、スキルが先に決まってしまったが、まあいいか。

スキル個数は少なくていいな。

『アイテムボックスに酸素を吸い込めば全人類滅亡なんて簡単』ってオイィ!

なかなかに危険なこと考えてんなぁ、青木よ、じゃなかった黒木よ。

チュートリの青木と名前似てるなぁ、ってどうでもいい。アイテムボックス系は無し、っと。

女神ポイントが無いので転生先に選べる項目が本当に少ない。

月の数とか定番なのに。まぁ一回目だからな。しゃーない。月一個でがまんしてくれ。

宗教国家や獣人など、いつものナーロッパ、もとい平均的ファンタジー中世で設定させてもらう。

スキル「百科事典」系も派生含めると沢山あるのだが、今は選べない。


   転生先 平均的ファンタジー中世

     転生場所 森(デフォルト)

     転生その他 ハーレム系、デフォルト

  スキル 「百科事典」、デフォルト、なし

     

転生のその他の「デフォルト」には、危険度や出会い率などがセットになっている。つまり危険じゃなくて、きゃっきゃウフフな出会いが最初に設定されている、楽々転生設定だ。

スキルのデフォルトは言語系。これも鉄板だ。


  持ち物 デフォルト


いわゆる初心者セット。服や小銭、短剣や水筒、軽食など。


さて、転生先とスキルは決まった。

……あとは、会話、かいわ、かぁ。気が重いなぁ。

女神ムーブ、俺に出来るかなぁ。

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