第8話 事業の始まり2
テントにみんなを呼び寄せた俺に対してアリスが、
「で。仕事とはなんですか?やはり討伐ですか?」
と聞いてきたので、俺は首を横に振った。
「いいえ。それでは皆さんがいつ倒れてもおかしくありません。それでは非効率です。」
と俺は言った。それに対してアリスは、
「じゃあここで何をするのですか?ここは魔力や呪力が土に長い間染み込んでしまったので農業には向きませんよ?」
と強気で聞いてきた。確かにこっちの世界の商人の基本事業的には農業だが…
俺はニヤリと笑みを口に作りこう答えた。
「農業ではありません。我々は鉱業。すなわち鉄採掘をします。」
と、胸を張って語った。すると、
「気でも狂ったのか!?」
「ここに鉄の反応はない。つまりここの地に鉄は出てなぃ!!」
とブーイングや不満の声が上がった。しかしここまでは想定内。なぜなら、こっちの世界の時代感から見てそこまで鉱山などの感覚はなくいまのではっきりした。こっちでは、魔法によって、鉄や鉱物をみつける。そして誰もいなくなった、それはだいたい地表に出ていることが多いということを。そこで俺は、
「いえ。鉄はあります。ここの地下にあります。」
というとみんなはポカンとした顔でこちらを見ている。するとアリスが、
「あの、地下とはどういう…まさかダンジョンのことですか?」
と、聞いて来るので違います。と訂正して置いた。ここであーだこーだ説明するよりも実際に見せた方がいいな。と思い、俺はみんなを外に出すように言って外に出た。
「それではここである実験をしましょう。」
と俺は言った。
「こちらにあるのはアリスさんが着用していた手続きのチェストプレートです。実際、皆さんが"鑑定”をしていただければ鉄の反応が出ると思います。」
と右手にチェストプレートを持ちながら言った。結構重たい…。
「それでは次にこちらをご覧ください。」
と言って俺が机の上に用意したのは、みんなが1度は見たことがあるであろう、棒磁石だ。赤と青の色が付いている磁石を創り出した。
「こちらの石は鉄に引き寄せられる石です。実際にこのチェストプレートに近ずけると…」
カチンッ
といい音がして磁石がチェストプレートに付いた。これにはみんな、「おぉ〜」とおどろいている。アリスも口には出ていないが目を見開いていた。そこから俺は続けて、
「こちらは先程、この地表の少ししたで取った岩です。こちらを磁石に近ずけると…」
カチッ
と鈍いが付いた。そして、
「つまりここの岩は、鉄と同じ成分が含まれているということです!!皆さん、これを鑑定して見てください。」
というとみんな画ワラワラ都寄ってきて、鑑定を始めた。しばらくすると、
「本当だ。本当に鉄だ!!」
「私たち鉄の上に立っているってこと。」
「マサト様が言った通り。これならやって行ける!!!!!!」
とみんなそれぞれが言い出した。
「明日から仕事に取り掛かります。今日はそれぞれのベットでゆっくりとお休み下さい!!!!!!」
と俺が最後に大声で言うと。
「「ウォーーー!!!!!!!!!!!」」
という怒声が平野に響きわたった。
「ふぅー。上手くいった。」
俺はテントに戻って椅子に腰掛けながら1人ごとを言っていた。本当によかった。あのままみんなの士気が下がったままだったら作業どころじゃなかったからな。よかったよかったと1人で安堵していると、
「失礼します。」
とアリスの声がしたので、
「はい。どうぞ。」
と言ってアリスを部屋に招き入れた。
「明日の相談ですか?それなら明日朝一番に教えるのであんし…」
言いかけたそのときにアリスのほうに振り向いた俺は言葉を失った。そこにはいつもの鎧の姿から一変し、下着姿のアリスが立っていた。
「あ、あの変でしょうか。」
とアリスが恥ずかしそうに頬をそれながら、聞いてくる。俺は呆然と見ていたためハッとして、
「と、とととても、ききき、綺麗だと思います…」
と挙動不審状態で喋った。何せ女性と関わるのはよく考えてこれが初めてだし、何しろ俺は童貞。万年クリぼっち。彼女いない歴=年齢野まま向こうを旅立ってしまったので、こういう夜這いというケースにでくわすのは初めてだった
、それにアリスのような美人の中の美人にこんなことされるなんて…。なんて思っていたら、
「あの、隣いいですか?」
と聞いてきたので、
「ど、どうぞこちらです。」とベットにナチュラルに誘ってしまった。やっちまった〜。と心で後悔しながらも、もう言ってしまった以上、これ以上引く訳にもいかないから俺も、ベットに座った。
その後、沈黙の時間が長く感じ、気まずかったので、
「あの、相談とは?」
と俺は聞いた。そうすると、
「実は、明日のことが心配で。もちろん信じてない訳ではありませんが。だけどここで失敗したら女王陛下のことも救えなくなってしまうし、闇もどんどん増していって、手が出せなくなってしまうので…」
彼女の手は震えていた。きっと相当心配だったのだろう。なので俺は自然と彼女を守りたいと思い、彼女の手を握りながら、
「必ず成功させましょう!!いえ、必ず成功させます!!そして2人の約束を果たしましょう!!」
と俺は力強く言った。そしたら彼女は目から涙を零しながら、
「はい!!」
とこっちも負けじと力強く言った。そして…
「マサト様。私、マサト様のことを考えるとここがキュンキュン言って、熱くなるんです。それも今日は相談しに来ました。」
と頬を赤らめて彼女は言った。
「見てください。私のここを。」
といい彼女は下着を全て脱ぎ、股を開き、アソコを広げ見せてきた。俺はそれを見ると自然と手がそこに行っていた。俺はその穴に指を入れた。そうしたら、彼女から、
「アッ♡そこ気持ちいいです。マサト様♡」
そう可愛らしい声で喘いだ。その声を聞いた俺は我慢ができず、彼女の唇を奪うと同時に舌を入れ、熱い口づけした。そして、ベットにアリスを押し倒した。
「来てくださいマサト様♡私を女として抱いてください♡マサト様の子種をたくさん注いでください♡♡」
と言いそのまま熱い夜を朝まで共に過ごした。
次の日の朝俺はアリスと共に起きた。
「おはようございますマサト様。」
と朝のキスと共に、俺は今日の準備を始めた。その間にアリスは自分のテントに戻って行った。
朝、俺は拠点の中心部に人を集め、
「皆さん聞いてください。これから仕事が始まります。それに従ったがって皆さんにお伝えしておくことがあります。私は特別なスキルを持って生まれました。こっちの世界にはないものを生み出せる能力です。これまで黙っていたのは混乱を防ぐためです。すみません。ですが、私がこれを明かしたのは皆さんを信用しているからです。これから振り回すかもしれません。それでも私についてきてくれると嬉しいです。お願いします!!!!!!」
と俺は深々と頭を下げた。すると周りから、
「スキルを持っていたとしてもマサト様はマサト様です。」
「俺らのボスには、変わりありません。」
「我々はあなたに最後までついて行きます。」
すると皆が膝を着いて、
「「我々もこれからよろしくお願いします!!!!!!!!!!!」」
と言ってくれた。泣きそうだったが、今はぐっと堪えた。そして、
「それじゃ、仕事を始めましょう!!」
「「オゥ!!!!!!!!!!!」」
とみんなの息のあった返事と共に、俺らは仕事に取り掛かった
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