ミユウの自由③

 違和感。無性に感じるその正体は一体何なのか。

あの三好とかいうマシュマロ野郎に異様な違和感を感じるのだ。

マスクは口臭を気にしているのだろうか。

だがそれにしては対外的な要因を気にしている様なタイプにも見えない。

妹はデリケートだという。

何せ“亜人”を見たと言って怖がって部屋から出なくなってしまった程だ。

その妹を溺愛しているという一見して良い兄。

だが違和感。

英雄は考える事自体は嫌いではない。

だがやはり義務教育を途中で中断した事と生来の勉強嫌いが意識の表にある。

途中で面倒になってしまうのだ。

 英雄は頭を掻きむしりパソコンに向かって仕事をする林堂に目を向ける。


「……なぁ林堂サン。あのマシュ…三好とかいう奴の家に行ってみたんだろ?何か変な事とかなかったか?」

(マシュ?)


 林堂は英雄が言い淀んだ言葉に若干首を傾げたが質問には的確に答えた。


「ああ。だが妹さんは声すら聞かせてくれなかったよ。その時丁度麗蘭さんはパトロール中だったから俺だけで行ったんだが……それが駄目だったのかもな」


 声が聞けていない妹。麗蘭は不在だった為それが理由なのだろうか。

楠木に視線を変える。


「クスノキは? 何か違和感を感じてねぇか?」


 英雄の質問に楠木はむぅ……と下を向いた。

黙り込んだ様に見えなくもないが恐らく考えているのだろう。

英雄は答えを待つ事にした。


「…………」

「…………」

「…………」

「……クスノ…」

「あの人………目が合ってた。ずっと」


 少し急かそうと口を開くと被せる様に楠木は声を発した。

英雄は耳を傾ける。


「今日で会ったのは三回目………いつも…あの……笑う人が話してるけど……」


 笑う人?空悟の事だろうか。だとしたら中々的確だ。

楠木は続けた。


「けど毎回……私と・・目が合う………」


 空悟と話している筈なのに空悟を見ずに楠木と目が合う?

ただの変態の可能性も捨てきれない。

だがやはり違和感がある。

まるでポツポツと頭の中に点が生まれていく様な。そんな状態。


 「ヒデオくん! 置いてくとか人の心ないんか!?」


 頭を凝らしているとタイミング良く空悟が交番の扉を開け放った。

見た所中々長時間絡まれたのだろう。

だがあれ程の剣幕で迫って来ているマシュマロを回避したのだ。

流石だと評価できる。


「いや……逆……か?」


 頭で行われた評価を脳直で否定する。

英雄は少し勢いをつけて空悟に視線を向けた。


「クウゴ! お前兄弟多いんだっけか? 妹いるか? あのマシュマロ野郎どう思った?」


 マシンガンで浴びせられる質問。

空悟は少したじろぐ。


「おお……中々秀逸なネーミングするやんヒデオくん」

「先に答えろ」


 ピシャリと余計な蛇足を止めて睨みつけた。

何か英雄の本気度を感じたのか空悟は少し悩んだ様に顎に手を当てる。


「んー……まぁあれやな。アイツは信用できひんな。何せパンツをパンティとか呼ぶし。うん信用できん」

「んだそのアホみてぇな偏見。ふざけてんならぶん殴んぞ……………?」


 どう聞いてもふざけて答えた空悟。

だがその言葉が英雄の頭の中に点を増やした。

それは英雄にも日葵ヒマリという妹がいたからだ。

 英雄は素早くスマホを叩いた。


「どうした? 渦巻くん?」


 何かに気づいた風な英雄に林堂が疑問を持つ。

英雄はスマホを耳に当てて答えた。


「推理はアイツの方が速え」


 画面には“ヒイロ ムギ”と書かれていた。






 「ムギ。ちょっと脳みそ貸せ」


 要件人間というにも情報の少ない会話の枕に麦は画面越しに眉を細める。


『………いきなり何……てかファーストネーム呼ぶには付き合い短いわよ』

「知らねぇよ。つーか警視総監いんのに名字で呼べるかよ。いやそんなんどうでもいいわ。推理に行き詰まったから手伝え」


 不躾な頼み方。この頼み方で快く引き受ける人間は一体どれ程いるというのか。

顔が整っている様だしこれまで案外上手くいってきたのかも知れない。

だが麦はムスッと口を細めた。


『………頼み方。その頼み方やめなさい。そしたら手伝ってあげるわ』

「あ?」


 訂正に対しての不正解回答で英雄は口をひん曲げる。

恐らくこういった事は言われた事がないのだろう。

疑問半分の苛つき半分といったところか。

 スピーカーから聞こえ漏れた声を聞き空悟は英雄に一歩近づいた。


「何かやろう思てんやろうけどその頼み方で手伝ってくれる人おらんと思うで? ヒデオくん」


 空悟の言葉に英雄はポリポリと頭を掻きむしる。


「…………頼むわ。手伝ってくれ」


 恐らく限度いっぱいの優しさ満杯定員。

空悟は少しだけ手伝う様に片手をメガホンにして電話越しに麦に言う。


「せやって。どやねんムギちゃん」


 電話越しながら麦にも英雄の精一杯が伝わったのだろう。

麦は小さく息を吐いた。


『まあ…分かったわ。それで? 私は何をすればいいの?』


 ようやく会話が始まり英雄はスマホをスピーカーにしてつらつらと話し始める。


「推理をしてくれ。俺が疑問を持った事を説明するからその点と点を繋げて欲しい」


 そう言って英雄はここ数日で三好という男と会った経緯と感じた違和感を話した。

 最初は交番に直接訪ねてきた事。

しかし二回目以降はパトロール中に声を掛けてきている事。

麗蘭のパトロールルートとは反対側に来る為麗蘭とはまだ会っていない事。

引き籠もってしまったという妹は未だ声すら聞けていないという事。

空悟と話しているのに横にいる楠木を見ている事。

三好の見た目、服装。

パンツをパンティと呼ぶ事。

それらをつらつらと言ってみせた。


 『パンツをパンティって呼ぶからって………』

「いやいや。パンツをパンティと呼ぶんはちゃうやろ。おふざけやで?」


 やはりふざけていたのか。後で殴ろう。


「いや、お前も妹がいるなら分かると思うが妹がいる奴が妹のパンツを「パンティ」なんて言い方はしねぇと思う」


 その言葉に空悟も心当たりがあったのか静かに頭を凝らし始めた。


「家庭によるなんざ言われたら仕方ねぇが……“最近引き籠もった”ってんなら前までは普通に話してた筈だ。年頃の女子がんな汚え兄貴にパンティなんざキメェ呼び方されて仲良くするとは思わねぇ」


 偏見じみた言い回し。だがどこか納得がいく。

しかし英雄は険しい表情で俯く。


「だけどこっから先が浮かばねぇ……違和感は分かってんのによ……」


 少し悔しそうに英雄は拳を握った。

そんな中、画面越しの麦は無数の考えを頭に巡らせる。


『………林堂さん。麗蘭さんってどれだけの期間そこで交番勤務してるんですか?』


 麦の何かに気づいた声色に林堂は間髪入れずに答えた。


「五年以上いる。だが毎日パトロールを欠かしていないからな。街の人の体感はそれよりも長いと思うぞ。それがどうかしたのか?」


 林堂の分かりやすい説明に麦の頭の中の点が線へと変貌していく。


『………初めて来た時……麗蘭さんはいなかった。そしてそれを知ってから何故か会えるか不確定なパトロール時を狙う様になった……』


 麦の言葉に全員が耳を傾ける。


『見た目の情報の年齢的に恐らく長くこの街に住んでいる筈なのに麗蘭さんのパトロールルートを知らず、渦巻くん達に幾度と接触している。そして何故か話している藍舘くんではなく横にいる楠木さん? に視線を向けている………共通点は……女性?』


 まるで全員で確認していくかの様に淡々と繋がっていく点は実に綺麗に纏まっていく。


『妹がいるとは思えない風格と言動……そして極めつきは楠木さんだけ・・に来てと言った』


 それは英雄が疑問に持っていなかった事実。

話してはいたが注目点として上げていない事。

それを口頭だけで見極めたというのか。

麦は完全に繋がった線を確信する。


『………“亜人”に、“吸血鬼”という種類がいるわ。日本では目撃例が極めて低い戦闘力の高い“亜人”よ』


 吸血鬼。その言葉は当然誰もが聞いた事のある存在。

西洋で噂される怪物であり日本でも似た様な化け物、妖怪の伝説がある。


『その特徴として挙げられるのは見た目。殆ど人間と見分けがつかず一番特徴的な違いはその鋭い牙だけだと言うわ。そして吸血鬼は好んで若い女性のみを狙うともされている“亜人”』


 麗蘭と楠木を狙い、奴は常にマスクをしていた。


『何よりその女の子の靴……ありましたか?』


 麦の言葉に林堂はハッとして状況を思い出す。

確かにそうだ。あの家にはいるという筈の妹の靴が無かった。

それに妹の事を「妹」としか呼んでいなかった。

それは果たして仲のいい兄妹と言えるのだろうか。

英雄と空悟は首を振る。


「飽きられて一般人狙い始めたらマズイな。行こう君達!」

「あー……もう行ってまいましたわ……」


 林堂が冷静に始めようとするとその場に既に英雄と楠木はいなかった。


「あの二人どしたの? めっちゃ走ってたけど……」


 タイミング良く麗蘭が交番にヒョコリと顔を出す。

林堂はすぐに行動を開始した。


「麗蘭さん! 吸血鬼が出ました! 急ぎましょう!」

「え?」


 空悟、麗蘭、林堂の三人は先に出た二人を追う様にして走り出した。


『…………絶対お礼言わせてやる』






 まさか先に楠木が走り出すとは思わなんだ。

英雄は眼前で目的地へひた走る楠木に目をやる。

 吸血鬼だと分かるや否や即断行動を起こした。

もっと感情が乏しく機械的なタイプだと決め込んでいたがどうやら違う様だ。

その足取りに、表情に、勢いに“亜人”への確かな怒りと恨みがある。

助けられ特亜課に入ってからこの少女はその巨大な憎しみだけを行動理念として動いてきたのだろうか。

英雄は小さく舌を鳴らした。

 ふと楠木が一軒の前で立ち止まる。

そこは前に林堂が来たと言っていた三好の家。

楠木が迷わず一歩踏み出そうとすると英雄は違和感を感じ取った。


「血の匂い……クスノキ待て!」


 次の瞬間、家は吹き飛び英雄の腕から火焔が飛び出し辺りは轟音と爆撃に包まれた。






 「どもケイサツです。今の爆撃はちょいと危険なモンらしいんでこっから先は近寄らんで下さい」


 空悟はズイと笑顔で詰め寄る様に言い伏せる。

素早い出動で警備部が集まり街に停止線を張り巡らせた。

流石“中位三席”とその補佐だ。仕事が早く的確だ。

空悟の役目はその停止線に入ろうとする人を素早く止める事。

現場は麗蘭と先行している二人に任せろと言われた。


「………いきなり爆発したしたなぁ……まぁヘーキやろうけども」


 爆発の煙が舞う住宅街。

空悟は視線を凝らして英雄と楠木を憂い慮んだ。






 いきなりの家からの攻撃。

英雄は素早く炎を出して応戦したが少し食らってしまった。

この距離にいた英雄がギリギリ攻撃を受けたのだ、

より近くにいた楠木が心配だ。

ふと煙の中から後方飛びする影が視界に入る。

地面に滑らせる様に膝を着き楠木は英雄の横に並んだ。

そして英雄は驚愕した。

楠木の左腕が無いのだ。

それだけなら恐らく自分の弱さに苛まれ怒りを顕にして英雄は拳を握っていただろう。

だが驚きを隠し切れなかったのは無くなった筈の楠木の腕が物凄い勢いで再生していくという事実にだ。

まるで元々傷など無かったかの様に楠木の左腕は元の状態に再生した。

よく見ると爆撃に巻き込まれた筈なのに身体には傷一つついていない。

というより傷一つ残らなかった・・・・・・のだろうか。

麗蘭に既に楠木のバグの概要は聞いていた。

だがだとしても目の当たりにすると流石の英雄といえど注視してしまう。

ふと瓦礫が崩れる音がして視線をやると崩れた家から三好が顔を出していた。


「ったくよぉ………曇り空も今日までなんだよぉ……全然来ねぇしクソ女共がよぉ……!」


 ブツブツと辺りに怒りをぶちまける様は全くもって自分勝手だ。

これを動画に撮って空悟に見せてやろうか。

そうすれば少しは辺りに嫌だ嫌だと瘴気を撒き散らすのもやめるのではないだろうか。

冷静さを保ち英雄は頭で余計な事を考える。

案外違う事を意図的に考えた方が思考が切り替わり冷静になると昔師匠に教わった。

その間に三好もこちらに意識を向けてくる。


「テメェラが邪魔しやがるから女にありつけなかったろうがよぉ! 折角良い場所見つけたのにふざけやがってよぉ!」


 逆ギレここに極まれり。

ここまで綺麗な逆ギレだと表彰ものだ。

 英雄は視線を外さないまま楠木に意識を向ける。


「クスノキ。火力的に俺が前線で戦うから……!?」

「倒す」


 英雄が話している途中で楠木は力強く敵の目前まで跳躍してみせた。

人ならざる身体能力だ。これも金田の言っていたバグによる身体機能の底上げなのだろうか。

しかし三好は素早い反応で回転して楠木から出された拳をいなして腕を引き千切った。

慣れた身のこなしで蹴り飛ばされた楠木を英雄は身体で受け止める。

人体を片手で引き千切りその上蹴り飛ばすとは。

凄まじい膂力と素早さだ。

しかし楠木はすぐにまた敵に突っ込もうとする。


「待てよ…! 無策で飛び出してもダメだ。それにお前……」


 楠木の右腕はまるで何事も無かったかの様にグーパーと握りを確かめている。

まるで痛みを感じていない。

無痛症というやつか。

先天的に痛覚が常人より鈍い場合もあるが時より後天的にも発症する痛みを感じない症状。

それは事故が原因だったり、幼い頃の辛いトラウマが原因となったりもする。

楠木は恐らく後者だろうか。

 複雑な表情で顔をしかめる英雄に楠木は首を傾げる。


「……? それは……何…?」


 分からない。

自分が今どんな表情をしているのか。

その表情が何を示すのか。

何も分からない。

だが一つ分かるのは、今自分が酷く苛ついているという事だけだ。


「………クスノキ。“亜人”がいる以上「戦うな」なんて言えねぇ………」


 英雄は楠木に背を向けて立ち上がる。


「だけどもっと………戦い方を変えろ。安全に戦ってくれ…!」


 楠木は不思議そうな顔で首を傾げた。


「なぜ? 私は死なない。誰よりも危険なトコロで戦える。私にしかできない」


 辺りに怒りを撒き散らす三好の声は頭に入らない。

だが楠木の声は鮮明に頭に透き通って溶ける。


「そうじゃあねぇ……死なないとかじゃあねぇんだよ!」


 思わず語彙が荒げられる。

楠木は驚いた様に英雄の背中を見た。


「いくら治っても……いくら痛くなくても……お前一人が傷ついていい理由にはならねぇんだよ!」


 しびれを切らして飛び込んできた三好に英雄は力強いカウンターを浴びせる。


「ぐぼぁ!」


 放たれた拳には目一杯の力と焔が込められていたのは見ていれば誰でも分かる。

 怒っているのだろうか。楠木は理解が及ばなかった。


「なんで? 私は………一人なんだよ?」


 ボソリと言葉が溢れた。

自分でも何で言葉がでてきたのか分からない。

だがポロポロと溢れ出てくる。


「私はお父さんとお母さんに何度も殺されたの。小さかったけど覚えてる。だから私はいらない子なの。だから誰よりも危険な事ができるの」


 拙い文章がまるで水の溢れたコップの様に零れ落ちる。

だがその水を蒸発させるかの様な熱が目前で燃え盛った。


「いらない奴なんてなぁ……この世にはいねぇんだよ!」


 威力は三好の方が遥かに上。

いなした一撃で骨にヒビが入る。

だが手数は英雄の方が上。

使いこなれたワン・ツーが三好の動きを制限する。


「ぐごぅお!」


 一撃一撃毎にまるで威力が上がっていく様に。拳は確実に三好を捉えていた。


「もう聞けねぇよ……お前の両親がどれだけ辛かったかなんざよぉ……けどなぁ……自分の娘を何度も何度も殺したい親なんていねぇんだよ! いちゃあいけねぇんだよ!」


 それはまるで願望の様な想い。

こうであれ。こうあって欲しい。そんな感情を直接流し込む様に叫ぶ。


「それでもお前が! 自分が受けてた筈の愛を疑うなら!」


 力強いストレートが三好を捉えて勢い良く弾き飛ばした。

固まる様に言葉を待つ楠木。英雄は息を切らしながら額を合わせる。


「俺が生きろと言うから生きろ。たとえ死ななくても死ぬな。俺はもう誰にも死んでほしくねぇ」


 付き合いなんてほんの数日。

まだ自分の事も殆ど伝えてない。楠木の事も殆ど知らない。

だがそれでも英雄の中にあるのは師匠の教え。定めた座右の銘。

 “一期一会”。

不運にも愛を受け取る術を持たずに育った少女は傲慢にも一人で戦おうとする。

それこそが当たり前と言わんばかりに。

そして少年は憤怒する。

誰一人として失いたくないと願い。

英雄は拳を固く握り締めて向かってくる三好に構える。

昔ある漫画で繰り出されたボクシングの技。

現実の世界で再現したとされるのは世界ミドル級チャンピオンだったキッド・マッコイ。

拳が当たる瞬間に肩と肘、手首を内側に捻り込む事で威力を格段に上げる技。

当然誰にでもできる技なんかではない。

だが渦巻英雄はボクシングの天才だ。

英雄は向かってくる三好にカウンターで合わせて更に跳ね上げた威力に焔を纏わせる。


「オオオオオオオオ!」


 自らを鼓舞する様に振り抜かれた拳は局地的な豪炎を纏い災害規模に爆裂した。


「ぐ……ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙! 何で……俺がこんな目にぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙!」


 燃え盛る火焔はそのまま“亜人”としての消滅を完了させる。

火が落ち着いた時、そこには立ち込める煙と更地と化した家だった場所。

そして焦がした拳を握り締めて立ち尽くす一人の少年。

英雄は振り向いて楠木を見据えた。


「約束しろクスノキ。自分を大切にすると」

「………うん」


 溢れた言葉は肯定を意味する承諾。

それは楠木にとって初めて意識して体感した人からの“想い”だった。


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