第25話 シンちゃんが帰って来た!
Oops! ……一日早く着いてしまった⤵︎
俺、
とりあえず親父が学校行って挨拶するとか言ってるからついて行くか。どうやら校長と親父は昔からの親友で俺の転入の便宜を図ってくれたみたいだし。
……アイツも、居るのかな?
見た目が変わったみたいだからお互い気付かないかもな?←結局画像は見られなかった
まぁいいや、それよりどんだけベース上手くなってるか楽しみだぜ! それに俺のギター聞いて腰抜かすんじゃねーか? へへっ♪
※
親父に連れられ、空港を出て電車を乗り継ぎ久しぶりの地元に着いた。俺の昔の家はもう取り壊されて新しくコンビニが出来ていた。
五年も経てば景色が変わるよなー! 昔っからある公園や通ってた小学校はそのままだったから安心したけど、レンタル屋なんて潰れてドラッグストアになってるし……。そして何とスタバとかも出来てるよ♪ そして何よりアイツん家がライブハウスになってんだもんなー! 浦島状態だよ、ホント。
俺達の新居はアイツん家のライブハウスから徒歩五分の所にあるマンションを親父が探してくれた。
日本に帰って来ても親父は忙しいだろうから、実質一人暮らしだ。
イギリスでも親父と居る時間より、師匠やバンドメンバーと居る時間がほとんどだったもんな……。
そんなだったから親父も気を利かせてくれたのかな?
小さい頃から親父は仕事が忙しい人でほとんど家に居なかったし、母親は俺が三歳の時に亡くなって、気付けば俺は家事全般一人で出来る様になっていた。
まぁ、今さら寂しいとかもないし、ギター弾ければなんでもいーや。
親父と軽くランチをした後、いよいよ高校へ! 授業も終わる頃だし、アイツも帰るだろうからすれ違いかな? 夜にでもライブハウスに突然顔出したら驚くだろうなぁー♪
※
「……あれ? ……もしかしてお前、シンジか?」
挨拶を終えて校長室を出た所で呼び止められた。
「…………ん? Oh! タケシかっ!!」
「ひっさしぶりだなぁー!
お前、日本に帰って来てたのかー! てか、この学校に転入するのか?」
タケシは、……小学校の頃アイツをいじめていた中心人物だった。が、和解した後はよくドッジボールをした仲だった……と、思う。
「じゃあ神史、……先に帰るけど晩御飯どうする?」
親父はこの後も何処かに挨拶に行くらしい。
「んー、夜はライブハウス顔出そうかなーって思ってるから、そこで食べるわ」
「そっか、じゃあ俺も後から顔出すって伝えておいてくれ!」
「OK!! また後で!」
※
親父と別れた後、軽くタケシに学校を案内してもらう事になった。
「それよりシンジお前、背ぇ伸びたなー! 昔は俺より小さかったのにさー」
中三の頃から更に身長は伸びて、今は百七十五センチになった。
「タケシも昔は坊主だったのに、今は髪伸びてて最初誰だか分かんなかったよー! ……そういやお前の他には小学校の頃の同級生って誰が居るんだ?」
廊下を歩きながら聞くと、タケシは頬を赤らめて、
「……
俺達が『メガネザル』って言ってイジメてたら、お前が怒ってその後俺達をボコボコにした時の(苦笑)」
「Wow! そんな事あったっけ?(笑)』
「その未来が今、めっちゃ可愛くなっててさー、俺、隣のクラスなんだけどメガネも外してるし、男子達にもすげー人気なんだぜ! あーぁ、あん時もっと優しくしとけば良かったよ」
「……(怒)」
「そーいや未来ん家、あれからライブハウスになってさー! そんで未来もベースやっててやたら上手いらしいんだよねー♪」
(知ってるし! ……てか、『
……そんな中、遠くの方でバンド演奏の音が聞こえて来た。
「あっ、軽音部が今年文化祭で学年毎にバンドやるみたいでさ、……そう言えば未来も今年軽音部入部したみたいだぜ!
なぁ、今から見に行かないか?」
(What? ……何やってんだアイツ? 軽音部とかなんなん? もしかしてベース上手くなったって、……文化祭レベルなのか?)
とにかく俺達は音の鳴る方へと早足になりながら向かった。
つづくー!
本編はここまでっ♪
🌸読んで頂きありがとうございました🍒
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🎸ここから先は補足&雑談コーナー🎸
はい、シンちゃんがやって来ました!
なんか普通に喋らせるの嫌だったんで意味なく英語が混じります(笑)まるちゃんトコの『はなわくん』みたいにキザっぽくなく、ルー大柴さんみたいにウザくない位の塩梅で喋らせようと思ってるんだけど、どーかな?
次話でついに2人(と悠真)感動の再会っ?
みんなっ、ハンカチ握りしめて正座待機して待っててねー♪
……って既に25話💦
ぶっちゃけこっからが本編だからねっ! 頑張ってついて来てよーっ♪
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