第27話

ー27ー


 日本に限らず世界は人間の不平等、つまり格差についてどう考えているのだろうか。私は大富豪は死ぬ前に全財産を恵まれない子供に贈るべきだと思うのだがどうだろうか。葬式代だけ残せばいいのだ。息子や娘は自分たちだけの力で生きて行けと言いたい、2世、3世という生活の困窮の心配がない家庭で育った子供は人に与えることを知らない。恵んではあげるかもしれないが。彼らにとって貧乏人はクズだ。だがたまたま生まれてきた場所が違っていただけの話だ。それでなぜ格差が生じる。全員の収入が同じでなければならない。社会に貢献したものには名誉だけ与えればいい、金銭を与えてはダメだ。誰もがスタートは同じでゴールも同じでなければならぬ。優劣はつけてはいけない。それは生まれつきのものだからだ。努力するにも才能がいる。その才能があれば大抵のことはできる。努力する才能をみんなに分け与えよ。みんな平等であり格差はあってはならない。

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