第18話

ー18ー


全ての未来よ


 私はそこにいない


全ての現在よ


 私はそこにこそいる


全ての過去よ


 過去たちが私を生かしてくれた


 何一つ変えてはならない


 過去が変われば私はいないかもしれない


 これは当然のようでいて

 

 奇跡的なことだ


全ての時間が偶然から必然へ流れてこそ


 私はここにいる


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バロック音楽を聴きながら

昔の生活に想いを致す


するといつの間にか眠っていて

夢の世界を彷徨っている


クレッシェンドとリタルダンドの波の上で

私はゆらゆらと想いのまま


今は亡き遠い想い出は時空を超えて

目の前に現れる


つのる話に花が咲き

近況を聞こうとすると


顔が曇って大粒の涙を零す


💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎💎


寝て起きるとこの世界になるけど

夢の中の世界はそれぞれが特別


別にこの世界にこだわって生きなくてもいいんじゃないの

死ぬのは怖くないよ

この世界が一つなくなるだけだからね


僕の方がいなくなるのかもしれないけど

それでもいいさ

それもひとつの眠りの姿さ



ヒューマンドラマの人はあまり詩のジャンルを見ないかもしれないので

時々詩を書くかもしれません。

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