第13話

ー13ー


昨日の残ったチョコレートケーキは


冷蔵庫に入れたので味が落ちた


一人で2〜3人の量は食べられないよ


こんな時、君がいてくれたなら


昨日のうち食べられたのにね


二人のケーキはいつもチョコレート


二人ともホワイトクリームが苦手だったね


君はあまりにも早く旅立ったね


僕を待っていてくれるだろうか


すっかり歳を取った僕がわかるだろうか


だから僕が先に君を見つけるね


僕が君の最初の人だったように



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咽ぶサックスの音色が子守唄となり子供の頃に帰る


おやつが終わり眠くなる


私は歳を取った夢を見た


白髪のサンタクロースだ


私は目を覚ましゆっくりと現実を受け入れる


これ以外ない現実を受け入れる


今は眠りのみが私を慰める


夢の中で時間旅行をする


いつしか覚めない夢を見るだろう



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もう両親は亡くなったけど


嵐のような人生だったね


それが今振り返るとほんの一瞬の時


思い出は風化しているよ


あなたたちとの日々はたまにしか


思い出しません


あなたたちもそうですか


僕のことは忘れちゃったかな


でも僕が逝く時は迎えにきてね


必ずだよ


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なんか、詩が書けたので「鬱」とは関係ないと思ったのですが、

気に入ったので載せました。

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