7『すべてのひとに石がひつよう』バード・ベイラー

絵本なんですけど、大人向けの絵です。


『すべてのひとに石がひつよう』

バード・ベイラー (著), ピーター・パーナル (イラスト), 北山耕平 (翻訳)

河出書房新社


なにを語っているかというと「自分と友だちになってくれる石の見つけ方」です。


――石とトモダチ?


そうですよ。

人には、誰でもそれぞれの石というものがあるんです。


ある日ある時、あなたはその石と出会うのです。

それから、その石と人生を共にするのです。


当たり前ですけど、アニミズム的世界観では、石も生きてます。

そこんところは大丈夫ですよね?


はい、ここで翻訳者に注目~!


北山耕平さんは、ネイティブアメリカンと親しく付き合って、それ関係の本をたくさん出してます。


ある時北山さんは、荒野でまんまるな石を見つけました。

横にいたネイティブアメリカンの老人は、こう言います。

(そういう人が、ごく自然に横にいる生活を送ってるわけですね)


「その石は、ずっとおまえさんが来るのを待っていたのじゃ」


これが、北山さんが自分の石を見つけたストーリーです。


ホントかウソか、なんて話じゃないんです。

そういう世界観を生きるか、生きないかという問題なのです。


そんな北山さんが、石の力について語りまくった本がこちら!


『パワー・オブ・ストーン―石の力と力の石』

北山 耕平

荒地出版社


いわゆるパワーストーン系の本とはまったく違います。

石の神秘な性質と、どうやって石と交流を持つかが語られてます。

ネイティブアメリカンに興味を持つ人にもオススメです。

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