きらめく鉱物文学

10『つゆねこ鉱物学』露猫綾乃

今回は、鉱物漫画、ライトノベル、同人誌についてです。

いま、日本で最も有名な鉱物漫画といえば

『宝石の国』市川春子

ですよね。

アクション宝石ロマンス漫画は

『ADAMAS』皆川亮二 岡エリ

です。

『七つ屋志のぶの宝石匣』二ノ宮知子

では、石の声が聞こえるキャラが登場します。

ライトノベルにもいろいろあります。

宝石をテーマにしたものなら、それこそ無限です。

『水晶庭園の少年たち』

蒼月海里

『璃子のパワーストーン事件目録』

篠原昌裕

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』

辻村七子　雪広うたこ

では最後に、鉱物同人誌をご紹介しましょう！

「駿河屋」「とらのあな」には売ってないですよ。

「益富地学会館」の書籍ページが買いやすいですね。

https://masutomi.or.jp/pages/70/

・益富地学会館＝ハードかつ真摯な鉱物ファンの牙城。

『つゆねこ鉱物学』露猫綾乃

ごく普通の女性が、鉱物採集をはじめて、毎日が楽しくなるお話。

鉱物知識はとてもしっかりしているのですが、主人公が巨乳ではなく、パンチラも一切ないため、そこまでメジャーな作品とはなっていません。

でも、おなごの乳尻太ももなんて、どうでもいいでしょうが～？

我々マニアが見たいのは、石です。

鉱山のズリ跡(鉱山から出た、いらない石をまとめた場所)の描写であり、

ペグマタイト露頭の様子であり、

晶洞を見つけた時の「ひゃっほー！」という感動なのです。

そういう鉱物マニアにとってだけの喜びがぎゅっとつまった作品です！

たまにミネラルショーで販売されてることもあります。

あなただけの素敵な鉱物本を採掘してくださいね☆