いわずと知れた、堀先生の本です。

堀先生が亡くなられた時は、世界中のファンがその死を悼んで、涙を流しましたね。

「……いや、それ、誰？」

堀秀道先生を知らないですか？

日本でいちばん有名な鉱物学者ですよ。

一般人向けにミネラルショー(鉱物展示即売会)を開いて、鉱物趣味を広く普及させた人です。

今はオンナ子どもが『宝石の国』を読んで、机の上にフローライト結晶を飾ってますが、その昔々は、鉱物なんて、自分で山に掘りにいかなければ、絶対に手に入らなかったんですよ。

テレビ「なんでも鑑定団」で、正体不明の石・鉱物が持ち込まれると、必ずこの堀先生が駆り出されていました。

鉱物のことを知りたければ、とりあえず堀秀道先生の著作を読んでおけばオッケーです。

『堀秀道の水晶の本』

堀秀道

草思社

そんな堀先生が、自分の好きな水晶について語りまくる本です！

ただ堀先生は、アーカンソー産みたいな、パキッときれいに透き通った水晶が好きなんですよね。

人気のヒマラヤ水晶(不純物多し)には、あんまり興味ないようで……。

そこらへんも含めて、堀先生の鉱物趣味満載なエッセイです。

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