第19話



 変わらない入り組んだ地面、生い茂る木々、叩いてくる雨。

 ある種の牢獄を壊したのは、彼方に見える雨雲だった。街灯と携帯が辛うじてある光の上は、黒々とした空以外に何もない。木の葉がさけていって予想できるだけだ。導かれつつ、たぐるように歩いていくと、さらに木々が開けていく。


「……っ」


 頂上にたどり着いた。


 秋土山から広がる夜を見て、卓也は深海に似ていると思う。

 地平線の下にあるだろう秋土の街並み。点在する光の中で、たくさんの人が生きている。

 しかし、光景はただの端っこだ。気にする暇などない。

 何度も首をふってあたりを見渡す。


「加依――――――――――――――!」


 いる気がした。加依の返事を信じた。思い込みでも良い。無理やりな確信などいくらでも受け入れた。

 結果だ。いれば何の問題もない。それほどまでに大きく強く、無事な未来を想像した。


 大丈夫。加依が返事をしないなんてことはない。

 だって加依は優しいから。今この瞬間、どれだけ傷ついていて、たとえ卓也と話をしたくなかったとしても、卓也がここまできたというだけで返事をしてくれる。

 ここにいるのなら、


「こ、ここだよ……! ここにいるよ……!」


 ほら、いた……!! と眼光を走らせ脱力していた。同時に歓喜で心が跳ねて、反動で大きく息を吐いて、結局心臓はバクバクと動いた。

 幻聴でないことを確認したくなったけど、声のした方を見れば間違いなく人影があった。太陽が出ている時に休むための場所なのだろう。設置されているベンチから立ち上がる妹の姿がそこにある。


 呼吸を落ち着かせながら向かって歩く。加依の表情が見えるようになっていく。視線をあわせられない辛そうな顔がある。それに、きっと勢いよく近づきすぎた。加依はほんの少し後ずさる。だが、こちらも立ち止まるのは無理だった。


 過去より一番最強に、身体が勝手に加依を抱きしめた。


「あ~~~~~~~~~よかった、ぶじでよかったもしものことがあったら俺どうなっていただろ後をおって死んでたかもしれないほんっっっっっとによかった!」


 内側をさらけ出し、ぶちまけた。加依の方にもっていきすぎて、抜け殻になりかけただろうか。この瞬間ばかりは、きっと雨もやんでいた。

 数秒後、身体を離す。話さなきゃならないことがあるから。

 上着を着ていない加依に自身のジャンパーをかぶせる。泥だらけだったけど、それでも。


「……さむくない?」


 こくりと頷いた加依の額に手を置いた。雨の中それくらいで熱を計れたら苦労しないが、いかんせん勝手に動く。

 なおも気持ちで押されるのか、加依が思わずといった風に声をもらす。


「どうやって、ここにきたの……?」

「神社で加依を見かけた子がいたから、ほかの場所はどこにもいなかったし、だからここしかなかったんだ」

「それだけで、きたの……?」

「くるよ。……すわろ」


 案の定、加依は靴下だけだった。

 肩に手を置きベンチへと促す。足の裏を確認したが暗くて分からず、「だいじょうぶ」と答えられた。放課後の公園といい、ベンチがあることをおかしく思う。思うことができる。


 卓也だけなのだろうが、一緒に座ってみる秋土市の景色が直前とまるで違う。横断する電車と、電車の中の光が明るい。湿った匂いが鼻孔をくすめた。


「ありがとうね。あの時、辛かった俺のそばに来てくれて。加依がいなかったら、俺は今でもどうなっていたか分からない」

「……え……」

「ちゃんと言えてなかったから。会えたら最初に言おうと思ってた」

「……」


 悔しい、と思う。

 本心の「ありがとう」だ。お世辞などない。

 なのに、威力は卓也の中だけに留まり、加依の顔はうつむいたまま。


(……しまったな)


 卓也の思考がころころ変わる。お礼と、『伝えたいこと』は別だ。そして、後者は具体的な言葉として用意してなかった。ここからの切り出し方が分からない。


 先ほどの不安とは天地の差だが、ここから加依に伝えるものがないのもまずかった。何かを伝えたい時、結論を言うまでの過程は大切なのか。それとも、最後の大切を本気で感情的に強く伝えれば大丈夫なのか。

 呆れが過ぎて苦笑してしまう。


(やっぱり頭が真っ白だ)


 引きこもりによる経験のなさがでてくる。自分に臨機応変さがないことを卓也は知ってしまっている。

 主人公の力がないのが現実だ。『考えるだけ無駄』なのが、悔しいステータス。


 だから『ここ』。この今の、開き直り。

 組み立てるのは放棄しよう。

 本当の意味で、本当に文字通り、本気にならなければいけない。卓也はまだ、全部を何もかけていない。

 言葉でも、行動でも、大切だと訴えろ。


 だから、潜り込め。捨てろ。ぶつかれ。


「無事でよかった」


 加依の頭に静かに手を置いた。濡れてしまった髪は編まれておらず、少しの揺さぶりでさらに乱れてしまうだろう。


 加依は卓也の手の重みから、さらに顔を下げようとしたから――だからもう、さらに近づいて、両手で加依の頬を包んで、暗い中で顔を見させた。


「まだ、すごく落ち込んでいるなら、もう一度お前を抱きしめて、俺がお前をどれだけ大切なのか伝えるけど」


 考えれば、さっき抱きしめたのも、いま両手で触れているのも初めてだった。

 卓也を見る瞳。されるがまま動かない表情。戸惑っているのがよく分かる。妹の頬は小さくて、儚くやわかい。

 キスの手前みたいで、すこしおもしろい。外人だったら本当にスキンシップで頬にでも授けるのか。しかし、話しやすくするために手の力を緩める。


「抱きしめる?」

「い、いい」

「うん。……じゃあ、教えてくれる? どうして、ここに来ようと思ったんだ?」

「……わか、らない……」

「そっか。……じゃあ、一緒に帰れる? 父さんも母さんも、加依のこと待ってる」

「まってない……! わたしぬすんじゃった! だめだった……!」


 表にでてくる悲痛。無理だよ、と嫌でも伝わってくる。

 共感以外に何ができる。まんま理解できるとすら感じた。


「だめじゃないよ」

「だめだよ……! もうどうしたらいいのかわからないよ……! こわいよ……! だめなんだよ……!」


 それでも、まだ涙を落とさない妹。雨が瞳を通ることすらない。なのに、加依は大切なものをボロボロとこぼしていくようで。


 卓也はよく知っている。自分を責めて、蔑ろにして、許してと叫ぶのに、痛みを自分で増やし、そんな悪循環の先にあるのは苦しみだけだ。

 ずっと前から、自身が一番知っている。

 加依を見て湧き起こる、助けたいという想いが、本能を飛びこえ、理性すら衝動に変えてしまいそうだ。

 それほど助けたいと思っているのに、卓也は今日の夕刻、すでにあの公園で伝えてしまっている。


『ごめんね。そんな顔をさせてしまって』


 真っ先に応えなかったことを謝った。もう一度、目を見て話がしたくて。


『加依が笑顔になるまで、そばにいる』


 力になると言った。傷をすこしでも治したくて。


『加依のことが好きだからだよ』


 赤裸々な本心を伝えたつもりだった。


『つらかったね……今までよく我慢していたね』


 痛みを分かち合おうとした。共に乗り越えようとした。


『よく……ここまでがんばったね。俺は、そんな加依のことを、とってもすごいなって思うよ』


 決して、一かけらも嘘はない。


 だが、伝えたはずの言葉では、加依を立ち直らせることはできなかった。

 少しの間笑ってくれたけど、後が続かなかった。もし、同じ言葉を繰り返して元気になるなら、声が出なくなるまで言い続けるが、二度目の慣れとかではなく、一度できなかった事実は覆せない。

 止まず空気を読まない雨に抵抗して、目にかかる髪を分ける。それでもかかるものは放っておくしかない。

 卓也が加依にかける言葉は手元にない。


(……そっか)


 だけど。

 何かがあるとすれば、たった一つ分かることがある。


【お前は、クズじゃない】


 かつて、もらった言葉。

 本音だと分かり、共感できるはずのそれは、同時に、受け入れることのできないものであり、立ち直れなかった苦しみだ。

 そんなこと知っているけど意味がないと、「結局は」で否定し捨て去った。


 あくまでそれは『自分』への言葉。

 自分は蔑ろにしても、「他の人は決してクズじゃない」と。ただ自分が……自分が。


 ……それは、重みの乗らない言い訳に間違われる。

 どこかで自分と似た他人のことも馬鹿にしているだろう?

 そう言われた時に全否定できない。自分が『こう』なら他人も同じ。理による根拠に殺される。


 ああ、でもそれは違った。


 知るか、だった。やっと分かった。


 もう一人の卓也が、どんな気持ちで自分を肯定してくれていたのか。

 言葉を伝えてくれた時に、何を想ってくれていたのか。


【お前は確かに傷つきやすい。けど、だからこそ他人の痛みが分かる。どう考えたって立派な長所だろう、それは】


 説得しようとしてくれていたのではないのだ。

 激情を、伝えてくれていた。


【どこがクズなのか、しっかり理屈をたてて説明してみろよ。できるわけがない。できたとしても途中で終わる。分かってるだろ。最後は結局感情に任せて判断してるって! お前は本当はすごい奴だろうが!】


 今、目の前に加依がいる。

 たいせつな家族が苦しんでいる。全身を雨に絶え間なく打たれ、あからさまに肩を震わせ、へばりついた髪によって冷えきり、目が暗くなっていく。消えかけ灯火のように弱っている。

 盗みをし、とめられず、悔やんで、もがいて、努力し、怒られ傷つき落ち込んで、強すぎる想いに秋土山を登るしかなくて、ようやく、やっとここにきて、どうしたらいいか分からなくなって、動けずにいる。

 自覚した卓也の想いは強すぎた。

 なぁ……、と怒りにも似た問いかけがある。


 加依のどこが、ダメなんだ?


 決して、理屈じゃない。

 加依の両肩をつかむ。

 卓也がずっと抱いていた想い――変わりたい。自分を変えたい。裏を返せば、今の自分が気に入らない。

 その想いは、簡単には覆らない。

 しかし、卓也がどれほど今を否定し、これから先の変化を望んだとしても――、


 目の前で一生懸命に頑張る加依は、すごくかっこよかった。


「加依は全然、かけらも、何一つとして、ダメじゃないよ」

「ちがうよ……! だって」


 よく知っている。この言葉だけでは伝わらない。卓也自身がそうだった。

 だけど――今度は先がある。


「でもね、加依」


 今なら言える。

 すごく嬉しい。ようやく想いをのせられる。絶対に言える。

 ただただ、紛うことなき本心を。


「本当にダメだって思うなら、ダメのままでいいよ。動けなくても大丈夫だよ。俺が、加依の手をひっぱっるよ」


 前世からずっと一緒にいて、決して卓也を見捨てなかったどこかの馬鹿は、ずっと伝えてくれていた。


「これから先も、俺と加依はずっとずっと兄妹だ。時間なんて数え切れないほどある。だから、これから俺はずっと、加依がどれだけ素敵な女の子なのかを教える。絶対にダメなんかじゃないって伝える。もし、誰かが加依をダメだって言っても、加依がダメといい続けても、俺はダメだと認めてやらない」

「……っ」

「そしてそれでも、どうしても変わらなかったとしても、それならそれでいいよ」


 問題にしたいのは、元よりダメか否かでなかったはずだ。それは単なる途中であり、ゴールにたどり着ければどうでもいいものだった。


 笑って、加依。


「俺はただ、加依のことが好きだから、これからも一緒にいたいんだ」


 誓いだ。

 今回のことで、加依は傷つきやすくなってしまっただろうか。それは他者と比べようのなく確かめられないことだ。

 もし加依がいなくなれば、両親の死と同じように卓也は絶望するだろう。いずれはそれも乗り越えなければならない――なんて気持ちはない。きっとそこで潰える。


 だから、誓いだ。

 これから先に死ぬほど力を尽くすことを、今この瞬間に確定させた。


 一筋縄ではいかない。積み重ねていくことの難しさなんて良く知っている。

 家に帰れたとしても、両親の説教がまっている。雄二に至ってはまた平手打ちだろうか。恐らく警察を含めて大勢の人に迷惑をかけた。加依の盗んだものの問題もある。しかも、幼い卓也が今度こそ加依を守れるかどうかも定かではない。現実はこれからも卓也に立ちはだかる。


 だが、進化もあった。卓也の『変わりたい』が、『変わる』になっている。生まれ変わった時点で元より最後のチャンスだ。怖気づくことはない。

 辛いものは払えばいい。あべこべすぎるが、払わなくてもいい。何だっていい。

 極まった覚悟がここにある。


「加依、だからさ……」


 肩から手を放し、ベンチから立ち上がり、右の手のひらを開いて差し出した。子供になった小さい手は、加依の手をきっと握れるから。


「いっしょに、かえろう」


 締めくくりの言葉は、静かな場所の訪れ。

 優しく緩んでいた卓也の表情は、緊張でまた強張ってしまった。


 しばらくして、加依はおずおずと手を握る。加依だから、そこまでは予想できた。引っ張る覚悟は卓也に当然あるとして、はたして内側は、加依の心は少しでも楽になっているだろうか。

 加依はそのままうつむいて、目を見せなくなる。未熟な卓也はやっぱり、加依が本音を出せるような――たとえばもっと大声で泣いたりする――一寸先の未来を願った。


 けど、思い浮かべていた予想は外れた。


 ゆっくり立ち上がった加依は、つないだ手をつたうように近づいてきた。

 そして、卓也は抱き着かれた。


「……、えっと」


 目がぱちくりする。だがすぐに、逆にまばたきできなくなる。起伏の激しい目の動揺。

 加依はしゃっくりをあげ始める。願ったイメージが叶ったのに、そうしてくれると思わなかった。


「かえ、る……しんぱいかけて、ごめんなさい。……あり、がとう……」


 だけど、すぐに分かっていった。抱き着く加依の息吹は、とても軽くて、すごく熱があって、抱きしめ返すほど強く、重かった。


 上空は相変わらず黒いまま。だが、意地悪な雨はようやく落ちるのを止めてくれたらしい。卓也は加依に腕をまわして、ぽんぽんと背中を叩く。小さな妹は、最初から今から未来でも、どこまでも一生懸命だった。


 さらに、


「卓也!!! 加依!!!」


 少し前の卓也とそっくりな大声が聞こえて、卓也はわずかに困りつつ「ここだよ!」と言う。加依はびくっと身体を震わせて、おずおずと卓也から離れ、声のした方を向いた。


「お、おかあさ……」


 一歩一歩確実に、明日香はこちらへやってくる。明日香の手にある大きな懐中電灯の光をおいこす勢いで、母親の姿がどんどんはっきりしてくる。加依はこんなふうに自分を見ていたのかな、と卓也は逆の気持ちを知った。


 きっと、加依を抱きしめるのだろう。やっぱりまずはそれが一番大切だと思う。抱きしめるのは、やはり親がいいと思う。

 次の瞬間、明日香は加依を思い切り抱きしめた。卓也はそんな二人を見ながら微笑ましくなる。


 ……はずだったのだが。


 なのに、卓也も同時に抱きしめられる。


「あ、あれ……?」

「あれ、じゃない! もう本当に心配したんだから! あ~~~~~~~~よかった二人とも無事で本当に良かった、もしものことがあったら私は……ってそんなこと想像させないでよもう~~~~~」


 かなり力が強くて痛い。

 先ほども卓也と同じような声なのに、なぜか同じ気がしない。それほどまでに意外に感じてしまうのは、やはり分かっているだけでまだ慣れていないからなのか。


 自分が愛されているということに。

 だとしたら変えていかなければならないだろう。


「ごめんなさい」

「ご、ごめんなさい」


 同時に謝ると、「まったくよ!」と明日香はようやく解放してくれる。その表情はまだ険しくて、押されるように卓也は口にする。


「えと、父さんは? 警察の人とか呼んだんだよね?」

「呼んだわよ! お父さんに対応まかせて私はすぐに飛んできたよ! 後でみんなに謝るからね! 一緒に、あやまるからね!」

「は、はい……」


 うなずく卓也に多少なり満足したのか、今度こそ、明日香は加依に向き直った。


「……加依、お母さんもあなたに謝らないといけないんだ。……でも、その前に、さらに言わなきゃいけないことがあるの」

「……うん」


 叱られると思っているのか、加依は目を閉じて口をつぐんだ。だけど、すぐに明日香の目を見れるようになるだろう。きっと明日香のその顔と声は、忘れないものになる。


「今日みたいに苦しいことがあったら、ちゃんと話していいんだよ。一人で抱え込まなくたっていいの。加依が何か間違ったことをしても、加依がどんなふうになっても、どんなふうに育っても、私も加依と卓也のことを愛しているんだからね」

「え……、あ……」

「がっかりするとか迷惑だとか嫌うだとか、そんなこと絶対に思わないんだよ。叩いたけどお父さんだってそんなこと思っていません。ちゃんと言います。加依のことが大好きだよ。だからこれからも一緒にいてね。一人でどこかにいかないでね」


 ありのままを受け入れること。今の明日香はそれ以外の何者でもないだろう。母親のまっすぐすぎる言葉に卓也は照れくささを感じたけど、加依にとってはこれ以上ない言葉だったはずだ。妹は卓也の時よりも泣きながら、明日香に抱き着いていた。

 たったこれだけで加依を立ち直らせてしまうのだから、やはり母親の力は違うのだな、と思う。


(とりあえず、みんな無事でよかった)


 緊張が解けたのか、また擦りむいただろう足が痛くなってきた。

 促されて、卓也は右のふくらはぎを確認した。



 ……ふくらはぎには、それなりに細くない枝が刺さっていた。



(……まじですか?)


 手で触れば、血と思われる生暖かい液体がついてしまう。すこしまずい状態かなと思って、地面に座り込んだ。枝を抜くと激痛が走り思い切り声が出てしまう。


「……卓也!?」


 二人に「大丈夫」と言いつつも、多少なり危険であることは分かる。山道で転んでできたのだろうが、つまり、それなりに時間がたっている。

 直後、眩暈がして座っているのにふらついてしまった。


「……!」


 二人の叫ぶ声が聞こえたが、うまく頭に入らない。

 頬に当たる土の感触が、卓也が最後に感じたものだった。



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