>あの収容所はかつて王家が断りもなく建てたものだと。領地を勝手に流刑地にされた当時の辺境伯はおおいに憤ったのだと。そんな話を聞いたことがあった。
自分の領地が流刑地となるだなんて辺境伯からしたら青天の霹靂でしたでしょうね
例え王家といえども事前相談も断りもなく自己承諾でそういうことをされたら怒りますよね
その時の王家はまたなんで相談なく建てたのでしょうね?辺境伯なら許してくれると思ったのかな?
>起こる騒動のたびにいちいちリートベルクの私財を放出していては、ろくに領地経営もままならない。
まさか王家としては力を持ちすぎる家臣は反乱するとかそんな感じで監獄費用でリートベルクの力を削ぐのが目的で設置したとかありませんよね?
>「どんな事件に見舞われようと、どれほどの被害が出ようとも、国が補償する取り決めになっている。今回の事案に際しても、その契約が適用されることになる」
あの大破した監獄の修繕費をリートベルクが払わなくていいの良かった
あの大騒動を思い出すと良かったとはいえないですが、改修工事に踏み切るきっかけとなったので怪我の功名ですね
>「ルカが受け継いだヴァルテン家の富を、あの男の贖罪のために一銭たりとも削ることは許さない」
親兄弟ならまだしも赤の他人のマティアスの代わりに贖罪をする必要はないよ
ルカがそこまで気にするのはかつて身内だった人間がやらかした事でアレクシア様の負担になりたくないからかな?
>「あの卑怯で愚昧ぐまいな母子に、もう決してルカを……私の婚約者を傷つけさせない」
アレクシア様の格好良さが留まる所を知らないですね
ルカのメロメロに拍車がかかりますね
>ルカはアレクシアの言動は一言一句記憶しているという気持ち悪い特技があるのだが、かつてアレクシアが予算さえめどがつけば、大規模な工事に着手したいと願っていたこともよく覚えていた。
ルカも好きな人の夢を叶えれるのは嬉しいでしょうね
アレクシア様は夢が叶いますし、ルカは好きな人の喜ぶ顔が見れるし、道が整えば色々と活発にもなるwin-win-winですね!
>開いた扉の奥から現れたのは、愛らしい桜桃色のドレスだった。まろぶように飛び出してきた令嬢を見て、ルカは水色の目を大きく開く。
えぇ…ナターリアこの期に及んで割り込むだなんて馬に蹴られますよ?
さてはて、最後はナターリアへのざまぁですね
今後ちょっかいをかけてこないよう徹底的に凹ましておきましょう
作者からの返信
>その時の王家はまたなんで相談なく建てたのでしょうね
リートベルクは地理的に王都から遠く、罪人を隔離するには好都合だし、厳しい自然に囲まれていて脱獄も難しいだろうということで白羽の矢が立ちました。
昔はまだ貴族の数も少なくて王家の権力が強く、領主も言いなりになるだろうと国王は思ったようです。が、辺境伯はめちゃくちゃ刃向かってきましたw
>まさか王家としては力を持ちすぎる家臣は反乱するとかそんな感じで~
そうなんです。この意図もあったのですが、結果的には力を削ぐどころか逆に強気の条件を吞まされてしまいました。
>ルカがそこまで気にするのはかつて身内だった人間がやらかした事で~
ですね。やはり長年身内だと思って過ごしてきたので、兄弟でないとわかってもすぐに切り捨てられないようです。
しかしアレクシアは今後一切、ルカがマティアスの尻拭いをすることは許さない構え…。
ということで、マティアスのために金を使うくらいなら別のこと(新路建設)に使うことになりました!
win-win-winいい言葉ですね♪
楽しく読ませています。主人公の今後の課題は元婚約者との縁切りも大事だと思いますが、相続した実家の商売を如何に発展するかも重要だと私は考えます。財産の相続は、実家の事業に従事する人々への責任も受け継ぐと考えるからです。元男爵家である実家の家臣達との再会と今後の展開を楽しみにしています。
作者からの返信
コメントありがとうございます
楽しく読んでいただいているとのこと、とても嬉しいです!
実家の手がける事業も発展させたいですね。すべてを継承するわけではなく人に任せる決断をするなど取捨選択が必要でしょうが、従業員に対しては誠実に向き合いたいと思います。男爵家の使用人たちもまた出ますので、ぜひ読んでください!
いいえ、ナタリア、これ以上台無しにしないでください。 現時点では、あなたが悪人に幻惑され、あなたの家族(父親と妹)が過去にルカに愛情を示していたので、私はあなたを少し残念に思います。
真剣に、これ以上台無しにしないでください。少なくとも、ルカが訪問するのを不快にする代わりに、妹の庭を見るという約束を果たすためにドアを残しておくべきです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!ナターリアは自分がルカと最初に婚約したのだから、彼とよりを戻す権利があると信じていますね。クレーフェ伯爵家は財政難なので、ルカの相続した財産にも魅力を感じているようです。
父と妹の話も出ますので、また読んでいただけたら嬉しく思います!
過去の清算その2のお時間です。ナターリアも騙された方とはいえ、まあ、仕方ないですね。
しかし考えてみると一番可哀想なのナターリアの妹ちゃん。
ルカに懐いてて兄になるの楽しみにしてたのに姉が捨てる。
あっと言う間に「あのヴァルテン・リートベルク事件の発端ともいえる、ルカ氏からマティアス氏に乗り換えた見る目のない女ナターリア。その妹」に。
それで本人何にもしてないのに社交界じゃ後ろ指指される。
しかもミソがついてる上に(後の)国王兄弟の覚えめでたいリートベルク夫妻から嫌われるナターリアと縁付くのを避けられて、妹ちゃんも巻き添えで婚約者できなさそう。
ナターリアはある程度は当然の報いだけど、妹ちゃんには幸あれ…。
作者からの返信
ナターリアも被害者ではあるんですけど、男を見る目がないのと断罪のような形で婚約破棄したのはよくないですよね
妹ちゃんは可哀相でしたね。あの子はルカが義兄になるのを楽しみにしてたのですが、父の伯爵もルカが義息子になるのを楽しみにしていたので、長女が何の相談もなく勝手に婚約破棄したことにはお互いガッカリしてました。これまでは余り関わりのない父娘でしたが「お前もガッカリしてるのか…?」「お父様も…!?」とちょっと距離が近づいたようです。
マティアスの事件のせいでますますナターリアの見る目のなさが際立ち、社交界で後ろ指をさされる事態に…。伯爵も思うところがあるようで…!?妹ちゃんの前途やいかに…!?
もはや名前呼びですらない(笑)
作者からの返信
お気付きになりましたか!
以前は「男爵夫人/令息」と呼んでましたが使えなくなったので「あの二人/あの男」みたいな呼び方になりました。名前ではなく指示代名詞…
今日も更新、ありがとうございます。
ルカもアレクシアも発言がカッコいいですね!
そして、ナターリアが出てきましたね。
最後に花火🎆のように散っていくんでしょうかね~、そんなキレイな人物じゃないけども。
次の更新も待ってます!
作者からの返信
ありがとうございます!
ルカに自由になってほしいアレクシア、彼女と家族になれるのなら何もいらないルカ、すっかり両想いです。もう結婚しろよ…(します)
そんなキレイな人物じゃない、笑いました((´∀`*))
ベジータ並みに「きたねぇ花火だ」になりそうですが、ナターリアの散り際を見守ってやってください~
更新ありがとうございます。いつも本当に楽しみです。
あー、いましたね、この子。
裁判始まったあたりまでは完璧に忘れててマティアスが口にしたからまた思い出したけど改めてすっかり忘れてました。
作者からの返信
いつも読んでいただき感謝です!
ナターリアの存在お忘れでしたか!私もです。
この後の話を先に書いていて「そういえば元婚約者もいた…!」と気がつき、あわてて追加した話が次回になります。よろしくお願いします!
編集済
更新お疲れ様です。
街道の整備とはルカ君らしい願いでいいですね。
一点だけ気になったのですが「収容所の運営」だと何か営業して利益を得ているような言い回しで違和感がありました。
勿論、服役している囚人の労役による収入があるかもしれませんが、収容所の存在意義から考えると「収容所の管理」のほうが当てはまりそうな気がします。
細かいところですみません。今後も期待しています。
返信ありがとうございます。
私も語句を調べましたが、運営でもあってそうでした。申し訳ありません。
経営と運営の違いであって、私のように混同しやすい語句のようです。
ただ、結論どっちでも良さそうですが国が運営する施設/管理する施設となると管理の方が個人的にはしっくりしそうです。
丁寧なご対応ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
運営だと利益を得ているような印象を与える、なるほど…!
一応刑務作業で発生する収入はある設定ですが、収入といっても微々たるもので、あくまでも更正を目的とした施設ですもんね。
「経営」は営利を目的としているけれど「運営」なら組織を動かすという意味で使えるかと思っていました。
というか…私これまでも何度か…収容所の運営って書いてる気がします…💦
とりあえず今回の話の中だけでも管理に修正しますね!
編集済
さて、ナターリアが次に口を開いたときの台詞は…
・真摯な謝罪(大穴)
・「あなたとは仲の良い婚約者同士で…」(ヘルミーネ予備軍)
・「その女、誰よ!」(若年性健忘症)
・「お金貸して!」(物乞い)
マティアスを殴れなかった分、ここらでビンタくらい見舞ってもいいのでは…?あ、でもアレクシア様の本気ビンタだとナターリアの首が540°くらい回ってもおかしくないから、一応手加減ね。
作者からの返信
あ~~~どれも面白い!
そしてどれも言いそう!(※最初以外)
最後とかほんとにありそう…財政難のクレーフェ家だけに…。
継ぐ家はなくなったけど巨額の資産を相続した男なんて理想の婿でしかない…!
アレクシアとナターリアのキャットファイトが勃発!!
540°くらいw首が一回転半してるぅ!
腕力がゴリラと令嬢くらい違うので、相当手加減しないと血の海になっちゃいますからね…
マティアスは凶悪犯ですよね。リートベルクに収容されるのかな?ヘルミーネは、男爵家乗っ取り罪というのは、ないのかしら?
作者からの返信
マティアスは別の刑務所行きですね。リートベルクの収容所はマティアスのせいで大破し、中にいた囚人たちも別の刑務所に移送されてます。再建が完了するまで当面は囚人の受け入れ停止です。
男爵家乗っ取り罪というのはないんですよね。ヘルミーネのしたことは不名誉なスキャンダルですが、罪には問えません。
現代でも不倫は道義上良くないけど、犯罪ではないのと同じような感じです。
今回は托卵が認められたので、離婚理由には充分なります。男爵が離婚を突きつけるシーンもまた書きますね!
このタイミングでナターリア登場!
マティアスが有罪判決を受けて慌てて復縁の為に現れたのかな?
ルカに酷い仕打ちをしておきながら、復縁とかありえないんだが。
多分、まだナターリアを愛しており未練があると思い込んでの行動でしょう。
次回更新が楽しみです。
作者からの返信
いつも的確な分析をありがとうございます!
ほんっと全てその通りで、さすがです!!
ナターリアは59話でルカとアレクシアが偽の婚約者だと知った時のことをしつこく覚えており、彼は本当はまだ自分を愛してると思い込んでいます…なんでやねん…
街道を整備しないと人の往来が進まないので、商業も発展しないし、結果的に税収も上がりませんからね(軍事的にあえて未整備にする時もありますが)。
長期的な視点で考えれば、大きなリターンもあるんじゃないかと(ここは優秀な管財人をリートベルクにスカウトしたいですね)
そしていよいよ元婚約者の登場ですか。大人しくしていれば、詐欺男に引っかかった可哀想な令嬢で済むのですけどねぇ(ため息)
作者からの返信
さすがの見識~~~!!!
本当にその通りです!
まず大工事そのものが雇用も生むし経済も回しますよね。さらに街道が整備されて人の往来が増えれば、店や宿場町などもできて商業が発展。
ルカは儲けは考えてなさそうですが、長い目で見て充分元は取れるし、辺境が発展する一大事業になるかと思います。
元婚約者来ちゃいました…
ほんと彼女も黙ってれば被害者なんですけどね…自分から墓穴掘らなければ…
ついでに子供もつくってもろて
作者からの返信
せっかくいい雰囲気ですからね!
このままちゅーして押し倒……
……ナターリア来ちゃったぁぁぁΣ( ̄ロ ̄lll)
ルカ君、お金の使い方が豪傑なんだけどとてもいい使い方!
実家を卒業したメンバー引き入れたらマッチポンプで加速度的に開発が進みそう!
で、このタイミングですかぁ…。
『夢見る少女』にザマァな現実をw
作者からの返信
いい使い方と言っていただけてとても嬉しいです~!!
芋の皮を剥きながらアレクシアが「金さえあれば道を作りたい」と言ったのが33話、あの頃から密かに彼女の望みを叶えたいと願っていたルカですが、ちょうど100話経った今ようやく実現できそうです!
このタイミングで来ちゃいました…元婚約者…。夢見る少女じゃいられない…!
使用人やヨハンおじいちゃんたちはどうなっちゃうんだろう?路頭に迷うことはないとは思うが。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
使用人たちは138話で、ヨハンおじいちゃんは141話で行き先について書いていますので、読んでいただけたら嬉しく思います。