第3話 まずサイトに登録。そして売る場所はどこまでか。
さて、何を書いていくか云々以前の問題として、どこか自己出版をサポートしている会社のサイトに登録をしなければなりません。
よくよく考えてみれば、技術云々以前の問題ですね。
いろいろなサイトを時間がある限り見て、結局、当時のネクパブオーザーズプラス、現在のパブファンセルフという会社の運営しているサイトに登録することにしました。他にもいろいろ見ていきましたが、さしあたりここが一番安定的に運営されていそうに思えたことが第一にあります。
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もう一つ、大事なこと。
これはまた稿を改めて別枠でもしっかり書かねばならないこととなります。
書店等で検索できるISBNコードを取得することで書店等の流通ができるようになるが、それを取得するには、金が要る。無論これは自分で出版社登録をしてそれを使うことも可能ですが、何冊も出そうと思えば、それなりの金が要ります。
詳しくは、関連のサイトを調べてみてください。
これは、自ら出版社登録をしていない人でも、自己出版サイト経由で自分のものをいただくことも可能です。出版1件=1冊に際して5000円前後、おおむね消費税抜で5000円で与えてくれるところが多いようです。今のパブファンもそうです。他には、もう少し安いところもあるようです。
確かにこれがあれば、本屋にも流してもらえる。図書館の寄贈なんかのときにも役に立つ。それは確かにありがたいことではある。
ここで、大事なことに一つ気付きました。
さて、私の本は書店に流通させて売れる程のものか?
出せば出しただけ売れていくようなものか?
図書館に寄贈は結構だが、そのための書籍代が支弁できるか?
それこそ、無駄金になる可能性が高くないか?
その点については、結局、当面の間ISBNコードは付番しないで出版することにしました。そうしていくことで無駄な投資も抑えられ、次々と本を出していくことに集中できる。別にこれがなくても、アマゾンでは普通に書籍として扱われる。
後に改めて述べますが、現在は楽天ブックスでもPOD書籍の扱いが始まっております。私の本、10冊中3冊がすでにして扱われています。アマゾンも使うができるだけ楽天を使いたい私にとって、これは実にありがたいことです。
もっと言いましょう。
商業出版で出すにしても、アマゾンだけ配本という契約もあります。
そう売れない本なんかは、こうするのですよ。
確かに出版社を通せばそれなりの仕上がりの本ができます。そして何よりうれしいことに、この自己出版で印刷されるペーパーバッグの本よりもしっかりしたつくりの本、上製本とかなんとかいうのが出来上がるのです。
とはいえ、アマゾンでしか扱われなければ、いくら書店に流してもらえるものだと言ってもそれでは自家本をアマゾンなんかに出して売るのとそう変わらない程度の効果しか出ないのに、買取などが発生すればそれで大きな費用が一時的に発生してしまうことになるときている。
そんなのなら、初めから自己出版にして気軽にさっと出せた方が、余分な費用も一切かからないし、出すのも早いし、手間もかからない。
そうこう考えていった結果、ISBNコードは余程流通を意識するかや図書館への大掛かりな寄贈を考える必要のない限り、つけても仕方ないという結論に。
先ほども述べた通り自分自身でも出版社登録をして自分で付番していくこともできますが、果たしてそこまでする必要があるのかと考えたときに、ある程度覚悟して出すものを除いてそこまでする必要はないと考えました。
将来的に人の作品を扱って出していくときには、それを取得して書店流通の便宜を図ることも考える必要が出てくるかもしれませんが、今のところ、そこまではいいやということで。
ネット検索中にこうしてネットでばかり検索されて本が買われていく状況を見て、書店に行って本を手に取ってみることができないのは「寂しい話」だなどと書かれていた方がいました。
私個人としては、そりゃあ、ネットで売れるだけじゃなくて本屋でもたくさんの人に手に取ってみてもらって、それで買って読んで欲しいという思いはないわけではありませんよ。しかしながら、私のような超零細作家にしてやっとできたばかりの超零細という言葉さえも大袈裟と言ってもいいほどのミジンコよりも小さいかもしれぬ出版社としては、そんな郷愁論などホザいてみたところでクソの役にも立たないばかりか、業務上有害でしかありません。
ここはもう、書店流通は断念して先に進まなければいけない!
この決断を、やっていくうちに迫られることとなりましたね。
いずれビジネスを軌道に乗せられたときには、無論ISBNコードを付番して出版していけばいい。書店流通も大いにやればいいかもしれない。
さしあたり現在毎月出している詩集については、特集編のような形でない限り、今後ともISBNコードを付番しないで出版していこうと考えておるところです。
超の字が付いたくらいでは生ぬるいほどの零細作家にして零細出版社のレッテルまで持つこととなった私のような立場の人間は、限られた範囲でのできることに集中していかないといけません。逆に、できもしないことや、できたらいいなといった程度のものには手を出してはいかんのです。手を出したい出したくないとか、したいしたくないとかいった感情の次元(それが低次元とまでは言わないが)の問題ではなく、手を出すことが可能かどうか、そしてそれが確実に効果を生み出せるか否か。
そこをわきまえないと、間違いなく行き詰まりの原因を作ることになります。
やれることはしっかり絞ったうえで、そこに集中して動く。
どんなことでも当たり前だろうがと言われてしまえばそれまでであるが、そこを徹底的に意識して行動に移さないと、後々致命的な無駄を誘発し、それで自らの身を危険に貶めかねないのです。
ここまで徹底したことを言うと、やれ寂しい話だの、何もそこまでだのとホザく無能や低能や大馬鹿野郎が湧いて出るものですが、そいつらがこちらの損失を補填してくれるのか、ってことや。できもしねえのなら黙ってろ!
それでいいのです。他人のクズ意見など聞いている暇や労力など、超零細に属する者にはないですからね。あ、忙しい大手にもないわ、そんな暇なんか。
ともあれ、どこに登録してどんな方針で本を出していくかについて、作業していきながらいろいろ考えました。無論、この出版作業が始まっても、詩作だけは止めずにどんどんストックをためていきました。ここから毎月何かを取出して紙媒体に落としていくわけですから、どんどん書いていかなければなりません。
在庫切れで出せませんでは、仕事になりませんからね。
結果的には詩だけでなくエッセイなども詩集の中に入れるようにしましたが、これは詩集内のメリハリをつけることも兼ねています。ま、それで間もたせをしているというのもあります。
さて、ここまで来た段階で、どのような版下を作れば出版に持込むかという話に参ります。ここで初めて、パソコンやソフトをどう扱うかという話になるのです。
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