4年生
私が4年生になる頃、父の彼女が来てから半年くらい。
私は父の彼女に邪魔だと思われている事を確信した。
時々そうかな?と思う事はあった。
父と彼女が出かける時に私が一緒に行くと機嫌が悪くなったり、私が喋ると急に無口になったり。
その度に父に余計な事喋らなくていいから黙ってろと怒られた。
父の彼女が来てから少しの間は殴られる事がなかったがそれも長く続かなかった。
父の彼女は私が怒られて殴られてる時に笑顔だった事が何回かあった。
殴られながらあの人の笑顔を見たのは何回だっただろうか?
結局私の生活は変わらなかった。
父は彼女とパチンコに行く事になっただけで、私はアレックスのところに居ることがほとんどだった。
変わったことは私の体が更に成長してきて、前に買ったブラはもう小さくなっていた事。
アレックスは膨らんでいく私の胸を触るのが好きでsexの時も触ったり舐めたりと私の体に気持ちいい事をさらに教えこんだ事。
口でする事を更に教えられて、飲み込んでキスしたら終わり。と教えられたのでアレックスに「お口でして欲しい」と言われると私は教えられた通りにした。
最初不味いと思ってた白い液も慣れたら平気になった事くらいだ。
私にとって今までの普通と変わらない日々を変える出来事が起こったのは学校だった。
保健体育の授業で赤ちゃんが出来る仕組みを習った。
私は混乱していた。
今までアレックスとしている事にすごく近かったから。
もちろん学校でそんなに細かく教えられるわけもなく、教科書を使って性行為はこうですよ。的な事だったが私には目新しい情報は行為じゃなくてその意味だった。
その日私は家に帰るとアレックスの帰りをずっと待っていた。
そして帰ってきたアレックスに「アレックスは気持ちいい事をすると赤ちゃんができるって知ってて言わなかったの?」と聞いた。
アレックスは驚いた顔をしたが落ち着いていた。
「誰に聞いたの?」と質問を返してきた。
今日の学校の事を話すと明らかにホッとしたアレックスを見て私は逆に不安になった。
「なんで教えてくれなかったの?私赤ちゃんできるの?」と不安やらなんやらで混乱して聞くと
「大丈夫だよ、ジュリちゃんに赤ちゃんは出来ないから」と言われた。
「生理が来てなかったら妊娠はしないよ。だから心配しないで、教科書にも書いてあるはずだよ?」
そう言われて私は走って教科書を取りに行って読んだ。
確かに女の人が妊娠するための準備で生理がある事が書かれていた。
アレックスの言ってる事が本当にだと知ると私は
安心して泣き出してしまった。
「驚かせてごめんね、ジュリちゃんに説明するのはまだ早いと思ってたけど言えばよかったね」といつもみたいに優しく抱きしめながら背中を撫でてくれた。
私が落ち着くとアレックスに「ジュリちゃんは僕の事好き?」と聞かれた。
私は頷いてキスをした。
擦り込み、洗脳と言ってもいいのかもしれない。
私にはこんな時でもそうするのが普通だと思えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます