2
助けてください。
あなた、怪談話を集めているんですよね?オカルトや心霊現象にも詳しいんですよね?だったら除霊とかお祓いとか、そういった悪いものを遠ざける儀式とかにも詳しいんでしょう。お願いです、僕を助けてください。このままでは僕は…。
あんなことを願ってしまったせいです。大好きだった兄が死んだのが悲しくて、それで、もう二度大切なものを失いたくない、みんながずっと僕のそばにいてくれたらと願ってしまったから…。
…ええ、ええ、分かっています。すみません、少し取り乱しただけです。大丈夫、もう落ち着きました…。
冷静に順を追って僕の身に起こった出来事を話します。だからお願いです。笑ったり、茶化したりせずに僕の話を聞いて、そして必ず僕を助けると約束してください。きっと、きっとですよ…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます