君とまた出会えてよかった。


「ねぇ、星奈。今までどこにいたの…?」

『ここにいたの。』

「ここ、って…」

『私ずっと待ってたの。海の事を』

「え……」

『だから神様は悪くない。私達2人が悪いんだよ』

俺は現実から目を背けていたんだ。全部神様のせいにして。星奈はちゃんと自分が悪いと現実から目を背けていなかった。

「そっか…俺、現実から目を背けてたんだ」

『うん、それでもここに帰ってきてくれて嬉しい。』

あぁ、俺はなんて素敵な幼なじみを持ったのだろうか。

「ありがとう、星奈。」

『また会えて…よかった。』

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君とまた星降る夜に出会えたら。 柊藍々 @ramom0520

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