第16話 天葬の紫

 霊峰ヴェルネータ。

 標高9000メートルを記録する大陸屈指の山脈。頂上に近づけば近づくほど極寒の様相を呈し、暗雲から鳴り響く雷鳴が人間たちを寄せ付けない。

 その霊峰の中ほどを過ぎた辺りに隠され、堅牢な結界に守られた施設が存在する。

 施設に名前はない。ただ、ひっそりと設置された帝国の所有物である証の紋様が、吹きすさぶ吹雪に晒されていた。


 カンッ、カンッ……。

 足音が反響する廊下を歩く軍服姿の女。彼女は指揮鞭を壁に打ち付けながら、冷徹な表情で施設を見回る。

 そして、目的の区画に辿り着くと、魔力認証を行って閉ざされた部屋に入る。

 その部屋は特定の人物のみが入ることを許された極秘の研究室。女は部屋の中で作業をし続ける数名の人影に鼻を鳴らした。


「その後、順調か?」


「……ああ、執剣武官サマか。順調か……それは俺たちに訊く事ではないな」


 女に声を掛けられた白衣の男は疎ましそうに顔を歪めながら、ぶっきらぼうにそう返す。

 女——序列60番台の中級執剣武官であるメリーサは舌打ちを一つ。

 そして研究室の中に作られた“牢”に足を向けた。


 その牢の中にいるのは、一人の少女。

 小さな体をいくつもの鎖で縛られながら、血だらけの身体を時折ゆらゆらと揺らし、ジャラジャラと鎖が鳴く。


「幻獣の姿には思えんな……天葬の紫」


「……貴様らの……せいでな」


 紫紺の髪は艶を失い、幼い声には覇気はない。

 だが、明確な敵意を孕んだ声音が、天葬の紫からメリーサに向かって発された。

 紫陽花アジサイを思わせる綺麗な瞳が放つ眼光がメリーサを貫けば、メリーサは思わず一歩後退る。


「……はっ、鎖に繋がれた我が恐ろしいか……?」


「……虚勢を張る元気はまだあるか。結構だ」


 カツンッ!

 メリーサがヒールを鳴らせば、いつもの作業が始まる。

 牢に魔力が流されると、鎖が姿を変え始める。鎖は鋭利な刃を少女に伸ばし、腕、足、胴体……数々の箇所から。流れ出す血は排水溝のような穴に流れていく


「…………」


 少女は痛みに顔をしかめた。

 常人なら気が違ってしまうほどの苦痛だろう。だが彼女は、幸か不幸か幻獣だった。

 痛覚とは人体に危険を伝えるために存在している機能。しかし幻獣である彼女の痛覚は鈍感だ。痛みを感じないわけではないが、人間よりはいくらか鈍い。

 

「……何年も、飽きないものだな……」


 発した言葉は誰にも受け止められず、天葬の紫は諦めたように息を吐く。

 記憶があるだけで何百年と生きてきた少女。彼女の生涯で最も濃い数年間は監禁と拷問と孤独に塗れ、終わりの見えない絶望に疲弊していく。


(……殺してくれ……誰か……)

 

 幻獣として人間を信じた過去の自分を恨み、今の恥辱に塗れた日々を嘆く。

 かつてあったはずの誇りは凄惨に辱められ、身体的にではなく、精神的に弱っていく。

 彼女を縛る鎖は魔力の操作を許さず、天葬の紫を非力な少女に堕としていた。


 力の発露さえできれば、目の前の怨敵たちを一息で潰せるというのに。

 言わば彼女は今、動けない身体に集る虫たちを見ていることしかできないのだ。


 蟻が全身を這う。羽虫が甘い香りに飛びつく。蛆が死肉に群がる。蛾が夜の光に張り付く。

 彼女にとっては人間はもうすでに嫌悪の対象でしかない。

 自分より弱い存在に蹂躙される屈辱は、とうに彼女の心を折っていた。


「肉片と血液の量は?」


「規定量に達した。それ以上やると殺してしまう。傷が治るのは一カ月後だ」


 そう、研究室の人間は彼女を殺さない。

 彼女の肉と血が、彼らが追い求める『霊薬』には必要不可欠だからだ。

 メリーサは白衣の男の言葉に忌々しそうに眉を顰める。


「チッ……あの策が成功していたら、もっと効率的に動けたものを」


「例の金銀の幻獣の子か……下級執剣武官には荷が重かったんだろうな」


 白衣の男は茶化して、メリーサは深くため息を吐いた。


「だが、執剣武官がしくじるとは珍しい」


「所詮遣わされたのは90番台の雑魚だ。私に任せていればこうはならなかった。将校の失態だ」


「これまで負けなしの将校様が敵戦力を見誤るなんて……不穏だな」


 メリーサは男に答えず、さっと踵を返す。


「一カ月後、また来る。緊急時にはすぐに呼べ」


「承知している」


 用が済んだメリーサと白衣の男は部屋を出て、数名の研究員たちもそれに続く。

 光が消され、冷たい部屋の中で、天葬の紫は口を震わせる。


「……殺して……くれっ……」


 気高い幻獣は、流れるはずの無い涙で頬を濡らした。





■     ■     ■     ■





「悪いけど、これから少しの間店を開ける。暇を潰すなら他でやってくれ」


「……は?」


 ある日の昼間。いつも通りのアスター商店に居座るラトラナに向かって俺がそう言えば、彼女は間抜けに声を上げた。


「み、店開けるって……どこ行くのよ?」


「どこでもいいだろ。ちょっと遠出だ」


「よくないっての! 教えなさいよ!」


 カウンターに身を乗り出した彼女はすごい剣幕で訊いてくる。

 まぁ……どこに行くかぐらいは教えても良いか。教えたところでどうなることでもない。


「……少し遠くにヴェルヘムって都市があってな。そこの知り合いに商品の配送を頼まれたんだ」


「ヴェ、ヴェルヘムって、帝国の都市じゃないの! なんだってそんなとこまで……」


「昔から懇意にしてる知り合いがいるんだよ。いいだろ別に」


「き、危険じゃない? 結構遠いわよ?」


 ヴェルヘム。そこは件の霊峰ヴェルネータの麓に位置する小規模都市だ。

 

 そう、俺はディセントのおっさんが持ってきたその依頼を受けた。

 だって前金で聖銀貨100枚。成功したら1000枚だぞ! 俺が受けないわけがない。

 それに失敗したとしても進捗によっては中途報酬もある。無理だと思って逃げても儲けものだ。


 だが、念には念を入れる。俺が一番信頼できる奴らにも付いてきてもらう。


「それに関しては大丈夫だ。冒険者ギルドに護衛依頼を出したからな」


「護衛依頼? で、でも冒険者って結構ピンキリよ? もしハズレが来たら……」


「そこに関しては心配ない。俺が出したのは指名依頼だからな」


 指名依頼。言葉そのまま、冒険者の名前を指名して依頼を受けてもらうことだ。

 これを使うと料金は少し高くなるが、信頼できる冒険者や名のある冒険者に依頼を受けてもらうことが出来る。


「メギストの双星っていう冒険者、知ってるか?」


「し、知ってるけど……」


「最近名を上げてる二人組の冒険者で、銀級シルバーだから依頼料もそこそこ。そいつらに依頼したんだ、だから大丈夫だろ」


 俺がそう言うと、ラトラナは呆れたように半眼で俺を見た。

 この世間知らずが……と言った感情をひしひしと感じる。

 あれ、なんか依頼を出した時の受付嬢の人と同じ目だ。


「あのねぇ……あんたが知ってる冒険者なんて誰でも知ってるの! そんな大人気の冒険者に指名依頼したって、星の数ほどある指名依頼の一つとして埋もれるだけ! しかも依頼料そのままで色も付けないとか……受けてもらえるわけないでしょ!?」


「え」


「え、じゃない! あんたが依頼受ける時、高い報酬と安い報酬の依頼どっちを受けんのよ!」


「高い方だ」


「ほら見なさい! あの二人があんたの依頼を受けてくれる確率なんてほとんどないのよ!」


 確かに、これも受付嬢の人に念押しされたな。

 すごい気の毒そうに「指名依頼の受諾は冒険者当人に依存しますので、ご希望に沿えない可能性が……」って言われた。あれって、これじゃほとんど受けてもらえませんよ~……ってことだったのか。ただの定型文かと思ってた。


 呆ける俺にそう言って、ラトラナは出入り口に向かって踵を返した。


「お、おい、どこ行くんだよ」


「決まってるでしょ――冒険者ギルドよ!」


「な、何しに……?」


 自信満々に振り返った彼女は、胸を張ってドヤ顔を披露した。


「後日わかるわ!」


 カランカラン! 

 勢いよくドアベルを鳴らして出ていったラトラナを、俺はただ見送ることしかできなかった。





■     ■     ■     ■




 冒険者ギルド。

 今日も人の活気に溢れ、酒気と喧騒も相変わらずなそこで、人気の美人受付嬢が顔を引き攣らせていた。


「あ、あの……」


「これ、受ける」


 彼女の前に立っているのは、新進気鋭の銀級シルバー冒険者の銀獅子アグナ。横にいる金狼オウルも、紅顔の頬を赤らめ気合十分と言った様子だ。

 そんな二人に受付嬢が頬を引き攣らせる理由は、二人が持ってきた依頼に端を欲する。


『内容『護衛依頼』。場所『遠方の都市ヴェルヘムまで』。理由『商品配送のため』指名『アグナ・トラム。オウル・アウル』。報酬『白金貨1枚』依頼人『アスター商店店主アスタ』。以上』


 この依頼がされたのは朝方、とある青年からだ。

 まさに今二人を前にしている受付嬢が受理したものなのだが……はっきり言ってふざけている。

 内容に突っ込むところはないのだが、問題は指名相手と報酬だ。


 現在、冒険者ギルドメギスト支部の稼ぎ頭である『メギストの双星』への依頼。

 これは別段珍しいものではない。それどころかここ最近、メギストの双星への指名依頼は殺到していて、しかしそのほとんどが未受諾で終わっている。

 当然だ。すべてを受諾するには身体があと数十個ほど足りない依頼量だからだ。

 

 そして、報酬。

 確かに銀級シルバー冒険者への依頼の相場は白金貨1枚。

 しかし実力が担保されている有名冒険者への依頼が相場で出されることはまずない。

 他に来ている双星への依頼は、最低でも白金貨7枚からだ。それでも依頼が殺到するのだから、二人の人気ぶりが窺える。


 そんな現状だから、この依頼は、受付嬢が二人に送ることすら躊躇ったほどの世間知らずな依頼なのだ。


「な、なにか……勘違いされているのでは!? この依頼はその……お二人にはっ」


「これ、受ける」


「勘違いじゃないですっ、大丈夫ですっ!」


 いつにも増して尻尾をぶんぶんと振る二人に、受付嬢はますます混乱していく。

 二人が受けると言っている手前、受付嬢にはそれを拒否する権利はない。

 しかし稼ぎ頭が他の依頼を蹴ってまでこんな依頼を受けるのはギルドとして旨くない。

 どうにか他の依頼を受けてもらいたい……そんな気持ちがあるのは事実だ。

 だと言うのに、二人は稀に見るハイテンション。この依頼を受けることをもう決めてしまっているのだろう。


「……はぁ……わかりま――」


 受付嬢が渋々受諾しようとした時。


「——邪魔するわ!」


 そんな威勢のいい声がギルド内に響いた。

 誰もがその存在感に吸い寄せられるように視線を向ければ、そこに立っているのは冒険者の至宝。神宝級アダマスのラトラナ・エンジュ。

 彼女は集まる視線を気にも留めず、その足を双星が立つ受付に向けた。

 

「二週間ぶりね、二人とも」


「うん」


「ラトラナさん……?」


 ラトラナの挨拶に頷くアグナと首を傾げるオウル。

 受付嬢がまさかの乱入者に目を剥く中、彼女は二人が受付に出していた依頼に目を向けた。

 そして、


「っ……はぁあ!?」


 驚愕を隠さず、二人を押しのけて受付のカウンターに齧りついた。

 彼女の視線の先にあるのは件の依頼。アスタが出した指名依頼だった。


「あ、あんたたちこんな依頼受けるの!?」


「そう」


「な、なんでっ!?」


「……受けたいから」


「なによそのふわっとした理由! や、やめときなさいってこんなの! あんたたちに得がないでしょ!?」


 ラトラナの声はさらにギルド中の視線を集め、ざわざわと鳴っていた喧騒が小さくなっていく。

 ラトラナの言葉に受付嬢は「まさにその通り!」と何度も頷く。

 しかし次の瞬間には、受付嬢の表情が凍り付くことになった。


「——この依頼は私に任せなさい! 二人はギルドと自分たちのためになる依頼を受けるといいわ! 先輩からのありがたい忠言よ!」


「……へぇ」


「え?」


「うんう――えぇぇえええ!?」


 アグナが目を細め、オウルは声を溢し、受付嬢は凍り付いた後、腹の底から悲鳴を上げた。

 こんな依頼を、まさか神宝級アダマスの冒険者に受けさせる訳にはいかない。受付嬢は跳ね上がるように席を立ち、声を上げる。


「で、できません! こ、この依頼はお二人への指名依頼ですので……っ!」


 二人に受けて欲しくもないが、ラトラナにはもっとダメだ。

 そんな感情で言い募る受付嬢にラトラナは余裕綽々で返す。


「大丈夫。神宝級アダマスはどんな依頼でも自由に受ける権利があるわ。それは指名依頼であってもよ。神宝級アダマスに受けてもらえるのは依頼人からすれば儲けものだしね」


「しっ、しかし……!」


 そんなやり取りを始めるラトラナと受付嬢。

 だが、それを黙って見ている二人ではない。


「勝手に話を進めないで。ややこしくしないで。これは私たちの依頼。私たちが受ける」


「ラ、ラトラナさん……その、僕たちは大丈夫ですから……」


 観衆の中で依頼状を取り合う彼女たちに、冒険者たちは酒を飲むのも忘れて事の成り行きを見守っている。

 譲る気のない二人の態度に、ラトラナは依頼状に書かれた名前を指差した。


「二人がなんでこの依頼に固執するのかわからないけど……このアスタってやつ。私の……まぁ、その……友達というか……ほ、ほとんど同居人っ? みたいな感じのやつなの」


「——あ゛?」


「は?」


 アグナが青筋を立て、オウルが獲物を見つけた獣のような眼光を放つ。

 ラトラナはそんな二人の様子に気付かづ、ほんの少し頬を染めながら恥ずかしそうに続ける。


「こいつ……ひょろくてちょっと頼りないから、心配なのよ。ヴェルヘムって帝国の近くでしょ? あんたたちならわかると思うけど」


 ラトラナが言えば、二人は黙って彼女を睨み続ける。

 確かに、先日の森での出来事で帝国への不信感は募っている。

 それに、とラトラナは二人にも心配そうな視線を向ける。


「あいつらは、あんたたち二人を狙ってた。それは間違いないの。いま二人が帝国に近づくのにも懸念が残る。だから、私が受けるってわけ……どうかしら?」


 ラトラナが語った内容は、確かに理にかなっている。

 アグナとオウルにしてみれば悔しい事実だが、いまは恐らくラトラナの方が二人よりも強い。冒険者としても、武人としてもだ。

 しかし、だからと言って「はいそうですかお願いします」と渡せる依頼ではない。

 この依頼は敬愛する兄からの信頼の証。これをみすみす他人に渡すのは、二人にしてみれば自死を選んだ方がマシなレベルの話である。

 すでにこの二人の覚悟はアスタに命を捧げるほどにキマりにキマっていた。


「どうかしら……じゃない。これは私たちが受ける」


「ラトラナさんは引っ込んでいてください」


 先程までと同じように頑として譲らないアグナと、語気を強めて可愛らしい相貌を冷たく変じているオウル。

 睨み合う三者に、ギルド内にはビリビリと緊迫感のある空気が漂う。机の上にジョッキを置く音を立てることすら億劫な雰囲気を破ったのは、ラトラナだ。


「わかったわ。じゃあこうしましょう。——三人でこの依頼を受ける。それでどう?」


「何を勝手に」


「報酬もいらない。実績も。私はただ心配なだけだし」


「……姉さん」


「…………」


 アグナとオウルにも帝国に近づくことに不安がないかと言われれば嘘になる。ラトラナという世界規模で見ても強力な助っ人の存在は、渡りに船と言ってもいい。

 受付嬢が口を挟める局面はとっくに過ぎている。あとはただ、アグナとオウルに一任されている。

 何より、兄を守る戦力が多いことに越したことはない。


『危険な仕事になる』


 アスタは確かにそう言っていた。

 そこまで考え、アグナは渋々……本当に断腸の思いで頷いた。


「…………わ、か……った」


「渋り過ぎでしょ……ま、良かったわ。オウルの方は、どう?」


「姉さんが良いなら……異論はないです」


 三人の言葉に、受付嬢は魂が抜けたように天井を見上げる。

 そして差し出された依頼状に受諾印を押すことしかできなかった。


 それを満足そうに見たラトラナは、頬を緩める。


「二人は護衛依頼を受けたことは?」


「初めて」


「そう。護衛依頼って長時間依頼人といることになるから人を選ぶのよ。だから、私を挟んでた方があんたたちもやり易いと思うの。アスタとは、ここ一カ月は誇張抜きでほぼ毎日一緒にいるのよ。あいつって……ちょっと癖があると言うか、不愛想だし、お金大好きだし、口も悪いし……でもほんとは良い奴でね、心配性だし……この前も作戦の後に店に行ったら安心してるのを隠しながら悪態ついてきたり……まぁそんな感じのやつなの」


「……そう、なんだ」


「そ、そんな人なんですねー……ははは」


 アスタと二人に関りがあることを口外してしまうとアスタの行動を制限してしまう可能性があるため、二人は初めて知ったような反応に努める。

 「あ? そんなん知ってるが? 語ってんじゃねぇよ殺すぞ」と荒れに荒れている姉弟の内心に気付く由もなく、ラトラナは「そう言えば」と続ける。


「私、あいつに神宝級アダマスだってこと隠してるの……だから二人も言わないようにね。……神宝級アダマスなんて肩書きが無くても友達になってくれる相手だし……あんまり色眼鏡を通してほしくないの。ふ、普通の女の子のラトラナとして……みたいなっ? は、恥ずかしいけどっ……」


「オウル、コイツ殺していい?」


「耐えて姉さん。僕も頑張るから」


 顔を見合わせ小声で毒を吐く二人は、辛酸を舐めるような苦行に堪えながら平静を装う。


 かくして、ただの小道具店主の護衛依頼に『メギストの双星』と神宝級アダマスの『宝石』の名が連ねられた。








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