第4話 休日に二人
今日は学校もアルバイトもお休み。早田壮太と林茜は連絡して街で遊ぶことにする。早田壮太は、あくまでも学校のボランティア部等には所属していない。本当ならば、ゲートキーパーの卵、受講証を持っていなくてもプライベートまで悩みの当事者とは関係を持たない方がよい。ゲートキーパーというサポーターはストレス等の負担が生じるからである。
そんなことは知らずに早田壮太は林茜と街で会話をして歩いている。林茜の表情がいつもよりは明るいような。早田壮太は、そんな林茜を見て安心した。
街で遊ぶこと一時間。
林茜は落ち込んだ表情である。早田壮太は、それに気付いた。近くの公園のベンチに並んで座る二人。早田壮太の傾聴。
「私、不安なの。人間関係づくりが。今だって不安なの。どうしたらいいかな?」
「ぼくも人間関係づくりで不安を感じる。辛いよね、大変だよね。話してくれて、ありがとう」
早田壮太の傾聴の共感、ねぎらい、感謝の言葉。林茜は表情が変わる。落ち着いている感じである。
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