舞台設定
S級探索者は推し活のために探索する。の舞台設定です。主にそれぞれの言葉の解説などが主になります。キャラ紹介に関してはまた別のところで書かせていただきます。
ダンジョン
数十年前に突如発生した物。その内部は洞窟の物から滅びた街のようなものもある。
そのダンジョンが現れると共に今までなかった元素『魔素』が世界中へと放出され、魔法や魔術といった新たな力が世界中で扱えるようになった。
ダンジョン内部は広大で、独自の生態系がそれぞれのダンジョン内部で構築されている。
ダンジョン内部に暮らしている動物はすべて魔物と呼ばれており、その魔物に宿る魔石が人類の新たなるエネルギー源として重宝されている。
探索者
ダンジョンを探索することを主な仕事にしている人たち。すべての探索者がWSMに所属している。
G~Aの通常ランクとSとLの特殊ランクの二種類のランクがあり、それぞれが依頼などを引き受けつつダンジョンを探索し、魔石や素材を集めて生計を立てている。
WSM
世界探索者管理機構、『World Searcher Management mechanism』。通称WSM
探索者の登録、管理を主にしており、それらとダンジョンからもたらされる恩恵を管理、管轄している独自組織。世界各国に支部があり、政治的な権力は皆無ではあるが、ダンジョン関連では国すら介入できないだけの権力を持っている。
かつては存在しなかった組織だが、ダンジョンが発生し、探索者が台頭したころ、他国がッもつダンジョンの恩恵を手に入れるために、国家間での戦争が頻発していた。
それに対して探索者も出動させられており、それによって命を落とした探索者も数知れず。そのことを重く見た有力の探索者が探索者達を束ねて発足させたのがこの組織。
政治的な介入はしない代わりに、そのダンジョンに関するものはすべてこの組織が管轄することとなっている。
これによって探索者の戦争介入を阻止し、探索者達はダンジョン探索にのみ集中できるようになった。その後もダンジョンに関してはWSMが管理し、原則としてその国の土地に発生したダンジョンの恩恵はその国が受けるということになった。
WSMはあくまで世界全体の組織であり、各国にはそれぞれの探索者をまとめる探索者ギルドがあり、それらがこの組織の支部として活動している。
探索者ギルド
各国に設置されているWSMの支部。その国のダンジョンに関する管理、調査、探索者の管理、ランク任命などが主な仕事として運営されている。
必要な素材などがあれば探索者ギルドに頼むことで依頼として張り出され、それらをクエストとして探索者達が受けるという仲介役としても活動している。
ちなみにSランク探索者も依頼は受けることができるが、めったにすることはなく、危険度が高かったり緊急性が高い物がギルドマスターから指名依頼として入ることがある。
ちなみに裏では後ろ暗いこともやっていたりもする。
ランク
探索者、ダンジョン、魔物にそれぞれ付けられている物であり、G~Aの通常ランクとそれぞれによって特殊ランクが存在する。
Gは最低ランクであり、探索者としてはなりたてのランク。その後研修などを受けて合格することでランクが上がるので、実質的なランクはF~Aであるともいえる。
ダンジョンとしてのGランクは研修用に運用されているダンジョンであり、内部に出現するギミックも最弱ランクであるGランクの魔物と強くはない。それでも魔物ではあり、魔素の濃度も地上よりは高いので、一般人が紛れ込むと死ぬ恐れがあるので、探索者以外は立ち入り禁止となって居る。
ちなみに基本的にこのダンジョンを制覇することが卒業試験でもあったりする。
特殊ランク
WSMが定めているランク外の存在。探索者、ダンジョン、魔物とそれぞれに特殊ランクが存在しており、それらを受けるのは高難易度か強力な存在だといえる。
探索者の特殊ランクは『S』と『L』。
SランクのSは『Special』、特別という意味であり他探索者とは一線をかした実力と実績が必要となる。
国内においてダンジョンに関する全権がもたらされており、ダンジョン内で発生する犯罪に対する対処や、危険なダンジョンの封鎖、ダンジョン自体のランク付けなど、本来探索者ギルドが行うことを独自判断ですることが可能。
LランクのLは『Legend』、伝説という意味であり、文字通りそれに任命された人物は生涯名前が伝えられるほどの偉業である。
特権としてはSランクより上であり、世界全体のダンジョンに関する全権がもたらされている。それに伴い、国家間の移動もフリーパスとなっており、緊急時はWSMから直接依頼が入る。
ちなみに余談だが、宗谷にはLランクへの任命をWSMから入っているのだが、当の本人はというと。
「海外ばっか行ってたら推しの配信まともに見れなくなるからヤダ」
といって拒否しているとのこと。
ダンジョンの特殊ランクは『S』のみ。
ダンジョンのSランクのSも『Special』だが、こちらは特別ではなく特殊という意味。
Sランクのダンジョンは通常のダンジョンとは違った特性を持ったダンジョンへと与えられるランクであり、作中に出てきたのは、常時魔窟暴走のように魔物がダンジョン外へと出てくるダンジョン、一定間隔でスタンピードのように大量のモンスターが中にいる探索者へと向かっていくダンジョンがある。
他にも様々なイレギュラーのモンスターが出てくるダンジョンや階層ごとに気候がガラッと変わるダンジョンなど様々な物がある。
魔物の特殊ランクは『S』と『N』ランク。
魔物のSランクはダンジョンと同じで特殊という意味の『Special』。
こちらは通常種とは違う特性を持っている特殊な魔物に与えられるランクであり、場合によってはCランクやDランクレベルの魔物にも特殊な個体であればSランクが与えられることも有る。
それ以外にも通常種よりも強力な『ロード』と呼ばれる種にも同じようにSランクが与えられる。ロード種は自分より下位の同種族を従える能力を持っており、そのロードが一体いるだけで、ゴブリンなどの下位ランク魔物でも国家軍並みの戦力を有していたりもする。
NランクのNは『Named』、名前付きの魔物に与えられるランクであり、例外なくかなりの実力を有している。
その代わり出現する確率が極小であり、ダンジョンが発生してから世界で数回程度しか発見例はない。その発見時でさえも、複数名の当時のSランク探索者によって討伐が成功している。
魔窟暴走
ダンジョンが暴走状態となり、無数の魔物が地上へと進出する現象。
大量の魔力の放出と共に発生するこの現象は発生するとそれだけでかなりの被害が出る。
魔窟暴走を鎮圧するにはそのダンジョンを潰すしかなくなり、奥にあるダンジョンコアを抜き取ることで鎮圧が完了する。
魔窟暴走の原因に関しては現時点ではすでに解明しており、それがダンジョンコアによる魔力の爆発だといわれている。
ダンジョン内部には魔物は無尽蔵に生み出されるが、それでもそれぞれのダンジョンに上限がある。その上限に到達しても、ダンジョンコアは魔力を生成し続けるが、ある一定量を超えるとダンジョンコア自身が崩壊と共に暴走し、無尽蔵に魔物が生み出される。それによって発生するのが魔窟暴走としての主な原因の一つ。
もう一つあるが、それはかなり稀な事であり、魔力の元である魔素は空気よりも重く、発動を終えた魔法は魔素となって地面へと降り注ぐ。その降り注いだ魔素が徐々にダンジョンへと吸収され、過剰に魔素を摂取したダンジョンコアが暴走してしまう。そうやって発生する魔窟暴走も過去にあり、それが判明してから、高威力な魔法を扱える探索者は無用な魔窟暴走を防ぐために魔素吸収用のアイテムを所持することが義務付けられている。
スタンピード
ダンジョン内で発生する現象の一つ。
その階層の魔物が群れを成して大移動する状態であり、ダンジョンによっては侵入した探索者を撃退するために発生することも有る。
それゆえにダンジョンの防衛機能の一つではないかという説もあるが、ダンジョン内にて行われている縄張り争いの末のスタンピードが起きることも有るので、はっきりとした原因は不明。
イレギュラー
スタンピードと同じくダンジョン内で発生する現象の一つ。
通常その階層やダンジョンで出てこないほど強力な魔物が発生する現象であり、それによって被害に遭う探索者も多い。
原因としては下層から追いやられた魔物が上層へと逃げ延びていたり、ダンジョンコアへの外部的干渉だったりと様々な要因があげられている。
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