第6話 待ち合わせ

数日して、ハルキさんからメッセージが届いた。


『土曜日 高島公園の時計台の下 11時』


苗字も年齢も一体誰なのかもわからない。教えてもらったのはただ「ハルキ」という名前と電話番号だけ。

信じていいんだろうか? そう思いながらも、土曜日を待ち遠しく思う自分がいた。

もしおかしな人だったとしても、真昼間の公園で何かされることもないだろうし。


久遠遥のことになると自分でも信じられないくらい行動力が発揮されるみたい。

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