第29話(沖縄戦始まる)

二十九話(沖縄戦始まる)


勝和20年(1945年)に入り、大日本帝国大本営はとうとう札幌民主自由国に要求をしてきた。

「軍需用の燃料を提供されたし」というすがるような要求である。

3月には硫黄島を占領され、東京・名古屋・大阪・神戸などの主要都市が大空襲に遭い日本の防衛能力が無効化していることが露呈するとともに継戦能力は失われて行く一方であった。

4月1日、沖縄戦が始まった。この頃にソ連は日ソ中立条約延長の意思がないことを通達し、小磯国昭内閣は総辞職に至る。

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