第6話 薬草店のお昼ご飯
「いらっしゃいませ~」
今日もうちは薬草店をしている。
「メーラちゃん、薬草3つ」
「はい、薬草3つですねぇ」
棚に入れてある薬草を持ってきて渡す。
錬金術店やポーション店と違い、うちには薬草しかないのだ。
冒険者ギルドから採取してきてもらった薬草も卸してもらっている。
そしてうちから錬金術店などに配られる仕組みなのだ。
もちろん、今のお客様のように個人利用の人もくる。
そうしてお昼。
「ふんふんふん♪」
今日も麦粥をぐつぐつと煮る。
庶民のお昼といえばこれだ。
麦粥に薬草のレモンバーム、タイムなどを入れてある。
そうなのだ。商品の薬草を失敬して入れるととてもいい匂いになる。
この薬草麦粥がとっても美味しいんだ。
野菜はちょっと高いからね。
「あちっ、うまうま」
もぐもぐと柔らかくなった麦粥を食べる。
ハーブのいい香りが広がって食欲をそそる。
飲み物は薬草茶だ。
ただしこちらは別の種類で、先に作って冷やしてあった。
ごくごくと飲む。
「ふぅ、ごちそうさま」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます