第41話 〜沖縄大型占拠【前半】〜 いじめっ子の目線

{現在...!沖縄での大型の占拠が行われていますっ....この大型占拠は誰も止められないのでしょうか....!スタジオにお返ししますっ。}


テレビのすべての番組がこのニュースに変わった時。俺らは少し驚いていたものの....

少しニヤニヤしていた。その理由としてはあの場所に....が来ると分かっていたからだ。


「こりゃ....大型の被害になりそうだな...鴨志田。」  「そうだな。」  「怖っ....」


「実際言えば、この大型占拠に関しては私達は何も関与してないんだよなぁ...」


そう、この問題に関しては俺らは何もしていなかった。この大型占拠は他のクラスが

行っていることだった。まぁ....どこのクラスかは知らんけど。


「.....はぁ、こりゃ沖縄終わるよな。だって、流石にあいつでも死ぬっしょ。」


「まぁ....金はゲットできないがな。実際は金よりも裕介を殺すのが目標だが。」


そうしてテレビを見ているとまぁ....見慣れた三人組が沖縄に到着していた。にしても....あいつ、学校はどうしたんだろうか。


{...!?なんと、空から小学生らしき三人組が降りてきましたっ!もしや...この世界を願ったニンゲンなのでしょうか!?}


「にしても....あいつら余裕そうだな。まぁ....一応50人ぐらい殺してるけどな。」


俺らのクラスは先生や教科担任を含め150人もいる。にしても...そのうちの三分の一を殺すとは....少々怖いものだ。


「....あ、ゴブリンが撃ち殺されたね。にしても、あんなに冷静に打てる技術が

ほしいよw」


「....裕介とその仲間....」


実際を言えば呪っている。十中八九だが白雪が死んだのだ。人を殴り飛ばした俺をどうにか慰めてくれたから、俺に笑顔を見せたから。


「....実際言えば俺らはあいつのことを虐めたくはなかったよな。」


「....うん。」 「ホントは...な」 「....すまねぇな、裕介」


そう、俺らはあの元気で優しくて....面白い裕介を虐めたくなかった。俺らクラスメイトは皆。でも、しかたなく虐めるしかなかった。そうしなけりゃ...あいつは死んじまうからだ。


「....俺らも裏切れたらなw でも、監視カメラでいつでも見られてるしなぁ...」


そうして....テレビを見た時、俺らは衝撃の映像を目撃した。


{な、何でしょうか!?三人組の仲間らしき人が集まっていますっ!}


「....蓮汰先輩っ!?」 「それに...白雪もぉ!?」


そう。テレビの向こう側には先輩と....


「....良かった。白雪さんがいた。」 「...おう。そうだな。」

                         第41話 END.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る