第19話 〜エルフの子〜

「おい、エルフじゃねえのか?!あの子...!?」

ザワザワザワッ.....


...ここはすぐに逃げないといけないな、にしても....エルフか。どうしてだろうか...?でも、そんな事考えている場合じゃない。周りはもう埋まりそうだ。早く空へ逃げ出さないと...【スキル付与】っ!


「とりあえず、に逃げるよっ!」


「「えっ!?空ぁ!?」」


「はいっ!」


【【飛翔】】

ブオッ... バビュンッ...!


「おいおい...wなんでもありかよw」


〈上空〉【高度1029m】

...とりあえず、逃げれた。高度は1030mぐらい。それにしても...どうしてエルフが..?

それより、このエルフ...怪我している様子だな。すんごい元気だけど。


「エルフの方!僕に着いてきてください!」


「は、はいっ!」

ゴォォォォォ...!


「は、早いって裕介!」


とりあえず、ジョギング程度のスピードにしようとしたら、新幹線ぐらいの速さになってしまった。でも、僕のまわりに風魔法でガードを張っているので問題なし。


〈裕介の家〉

...ガチャッ バタンッ...


「とりあえず...どうしてこの世界にはいてはいけない存在の君がいるんだい...?」


「私もざっくりとしか覚えていないのです...が、に入ったらここに。」


謎のポータル...異世界にも異変が起き始めているってことなのだろうか。この感じ、地球が本当に異世界になってしまうのも時間の問題だろうか...なんだこれ。

どっかのアニメで見そうな内容なんだが。すんごい怖い。僕のせいで異世界にまで異変が起こっていると罪悪感しかない。


「とりあえず...君はこれからどうするんだい?このままじゃ危ないよ?」


「それは重々承知です。そのため...あなた方の任務にさせてもらえませんか...?」


「「えっ...危険だよ!?」」


なるほどな。僕らと一緒にいれば安全と見込んだか。まあ、僕は良いけど二人はどうなんだろうか...


「駄目でしょうか...?」


「駄目ってことはないけどさ...危険なんだよね。しかも、人を殺すし...」


「そうそう!貴方は一応、亜人ニンゲンなんでしょ!?」


そりゃそうなるか、不安だよな。でも、僕は彼女が危険にさらされる...あいつらが居るから。ここは伝えよう。


「彼女はこのまま世に放り出せばに何されるかわからない。だから、僕らで守ってあげたいんだ。良いかな?」


「「...分かった。良いよっ!」」


「あ、ありがとうございますっ!この御恩一生忘れませんっ!」


「「「よろしくね!エルフの方っ!」」」

                  第19話 END.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る