第10話 〜攻め込んできた奴らと、二人の実力〜 四人組の目線

「...おい、お前ら。」


そう呼ばれたのはクラスの中でも一番下の四人組。彼らはとして呼ばれていたが柳田悠岐やなぎだゆうきは、そう呼ばなかった。彼らは悠岐を救ったのだ...が。彼らの性格は酷くなっていくばかり。後ろ盾として悠岐が付いてしまったからなのだろうか。そして...今、彼らはとして博多に行った...


【博多】


「うっし、博多到着ぅ!」


「ちょwあんま大きな声出さないでもろてw」


おちゃらけ集団の底辺組は気が抜けていた。でも、戦闘能力は確か。クラス一番の力自慢を拳一つでぶっ飛ばしたからだ。そして、チームの一人が言う。


「見つけたぞ...あいつを。」


発見したらしい、そして彼らは一瞬にして顔が変わる。そう、任務遂行時の顔に。そして、一瞬にしてこの場から離れる。二人は屋上に、もう二人は裕介を追いかける。だが...それはあいつらのに落ちていた。裕介は追われていることを分かっていたかのように走り出す。それに合わせて彼らも追うが速さに追いつけずに撒かれる。そして、路地裏から出てきたのはただのOLだった。そして、二人は屋上組にトランシーバーで伝える。


{裕介を見逃した。これからプランBを遂行する}


{{了解。}}


そして、裕介の仲間らしき人物たちを追いかけるが、なぜか路地裏に向かっていた。あいつらは裕介と同じ鹿なのか?そう思っていたが気づけば路地裏に着いていた。「ラッキーw」と思い相手に命乞いをさせようとする。


「おいお前らwもし生きたければっ!?....」

ザシュッ....


一体何が起こった?そう思った瞬間に気づけば銃で撃たれていた。いやだ...死にたくない!そう思うのもつかの間、屋上組も一瞬にして謎の女性に切られていた。そして、俺の真横には生首と血まみれの死体があった。そう...負けた。人生初の負けは一瞬にして死に変わった。そして、彼は11歳と言う若さで死を経験した。

                        第10話 END.

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