第6話 〜イジメっ子たちの行方〜前編
パァァァァ...
謎の光に包まれ気づくと地球は違う世界になっていた。特に『日本』に関しては。
周りを見回すと、俺らは森の中にいるようだった。それよりも『アイツ』がいなくなっていた。イジメの良いところだったのに...くそが。だが、今はここを出ることが最優先。みんなを集合させ、ここを出ることにした。
「お前ら、行く道中でアイツを見つけたら『捕獲』するように。それと、鴨志田。」
「ん?なぁに、柳田。」
「そこら辺に生えているフルーツを食おうとするな。もし毒でも入っていたらどうすんだ。」
「へ~い」
反省しているようには見えないな...それでもそんなことはお構いなく此処を出ることにだけ集中していた、その時だった。
グルオォォオ!
見慣れない『バケモン』が目の前に立ちふさがった。この感じ、この地球は異世界と化してしまった様子だ...「それなら、」と呟き、俺は技を叫ぶ。
ー
と。そうするとドゴォォン!という音と共に雷が落ちた。そして、バケモンに直撃し灰と化した。倒した様子だ。一安心する余裕もなく、俺らは歩き出した。
〜数時間後〜
数時間たった今、俺らは森から脱出した。時々、見慣れた遊具があったがさっきの森は学校のグラウンドだったらしい。にしても森と化していれば分かりにくいもほどがある。それもお構いなしに俺は泊まれそうな場所を探すために見回した。その時目に入ったのが、
【ホテル Knightsportsres】
だった。あそこはホテルで有名な超豪華なホテル。だが、小学生は何日泊まっても無料というおかしいホテルなのだ。とりあえず満場一致であのホテルに速攻入った。
その後、俺らは風呂に入り飯を食べゆったりしていると柳田が一言こう言い放った。
「おい、お前ら!俺の目の前に...ステータスがあるぞ!」
そう言い放った柳田の前に人が溢れんばかりに集まる。それを聞いたのか別の部屋の人間も入ってくるが、すぐに追い出した。そうして俺らは気づくのだ。この地球には異世界のような【能力】があることに。柳田の前には青透明な薄い板があった。そうしてクラスの皆はステータスオープンと言い放ちステータスを確認する。そして俺は確信した。この世界いや、この地球は誰かの願いによって【現実世界×ファンタジー】の世界にされたということを。
第6話 END.
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