第18話 魔王



クロはいつでも出たり、引っ込んだりできるようなので安心した。

これが契約の力か。

さらっと黒竜と契約しちゃったけど大丈夫かな。

でも飛竜を倒すことができたのはクロのおかげだ。


そういえばレベルを確認していない。

飛竜を倒したし、経験値はかなり獲得できているはず。

ステータスOPEN!


名前 「垢月由香」 「15歳」 種族「異世界人」 職業「司書」


Lv159 HP 100000/200000 MP 50000/200000 経験値79340/300000


潜在能力「ブックポイント」

効果「本を1ページ読むごとに経験値を獲得する」


固有スキル

「ブックストア」

効果「元の世界の本を取り寄せることができる」


「魔法製作」

効果「新たに魔法をつくることができる」


獲得スキル

「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」

「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」「精神支配耐性」

「精神攻撃」


「攻撃魔法」(炎「炎撃」「紅蓮」、水、土、氷「氷矢」、「絶対零度」、雷「雷撃」、風、闇)

「結界魔法」「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土、風)」「痛覚軽減」「探査魔法」

「強化魔法」「転移魔法」「飛行魔法」


「剣術」「料理」「解体技術」「地図」「清潔魔法」


称号

「本が大好きな異世界人」「ウルフキラー」「黒竜との契約者」「飛竜殺し」


装備

「ワンピース」「ブレスレット」「木の剣」


効果 

敵と認識し、対象者の半径5m以内に入ると、自動的に結界魔法が張られ「雷撃」、「氷矢」「炎撃」を放つ。致命傷になった人を1度治すことができる。

雷撃100%の確率。硬さ、ダイヤモンドほど。合計防御力90%。


契約 名前 「クロ」(黒竜) 「850歳」 種族「竜属」


Lv360 HP 3600000/3600000 MP 3600000/3600000 経験値356876/10000000


固有スキル「黒竜王剣ドラゴンキングソード

効果 「5分間の攻撃力が1000倍になる(副反応として防御力が50%下がる)」


獲得スキル

「鑑定、鑑定妨害」「異常状態無効&自然回復」「身体強化」「経験値増加」

「並列思考」「気配感知、気配妨害」「精神支配耐性」「精神攻撃」


「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風、闇、光)「結界魔法」「痛覚軽減」

「探査魔法」「飛行魔法」「転生魔法」


称号

「黒竜王」


これは気になることがありすぎる。

まず契約したこと、飛竜を倒したことによってかなりレベルが上がっている。

そしてクロ強すぎないですか。まさか850歳とは思ってもいなかったし。

「雷撃」がついに100%の確率になった。

魔王を最低でも倒すにはLv1000になる必要がある。

かなり厳しい。クロでさえLv360だ。


「S〜SSSランク級の魔物を倒していかないと魔王を倒すことができないぞ。」


S〜SSSランクの魔物。竜族でいうと。

Sランクが飛竜、水竜。

SSランクが氷竜、火竜、雷竜、石竜。

SSSランクが黒竜。となっている。

他にも、SSSランクに指定されているのは魔王の手下である上位魔族達だ。


これらを倒すとか無理ゲーに近いと思います。

私はのんびり平和に暮らしたいのになんだか、かけ離れているような


「まあこれは最低だ。魔王はSSSランクの10倍強いとされているからな」


飛竜で精一杯だった私なんですけど。

クロより10倍強いとか反則だ。考えただけでも恐ろしい。


「まあ我は由香と契約したことによってレベルの限界が開放されたからな。」


よく分からなかったので詳しく聞くと、レベルの限界がこの世界では350らしい。

なんかめちゃくちゃ中途半端じゃないですか。

それが私、異世界人との契約によってレベル限界突破されたみたいだ。

レベルに限界があるとは思っていなかった。

ちなみに異世界人にはレベルの限界はないとのこと。

異世界人チートだわ。ふと疑問に思ったが、魔王にはレベル限界がないのか。

もしかして魔王は異世界から来たとか。まあありえないだろうけど。


「その可能性はある。魔王は人間だ。」


魔王は人間。魔王の手下は魔族なのに?


「はっきりとしていないが人間だったと聞いている。今は魔物と言われているが。」


さすが850歳。よくそこまで覚えているな。

魔王は人間。ということは人間を殺すのか。

さすがに日本で生まれて生活してきた私には魔王とはいえ無理がある。


「普通の人間だったのが魔王になったのは...。悪い、思い出せぬ。」


正直ここまでの情報が手に入れられてクロには感謝しかない。

魔王は元々は普通の人間だった。そんな人がなぜ魔王になったのか。

定番なのは裏切られて自分を制御できずに国を破壊したとかかな、思いつくのは。



いざという時に人間を殺すことができるか。

これは私の中の大きな課題になりそうだ。




(あとがき)


早くも目標としていたPV1000を達成することができてとても嬉しいです。

これからも応援をよろしくお願いします。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る