第11話 転移魔法
指名手配されている少女とは絶対私のことだ。
しかも10日間かけて王都で大捜索する。バレないはずだがここにいるのは危険だ。
かといって門の外に出ることはできない。
どうしよう、詰んでいる。
どうにかして門番にバレることなく王都から出る方法...。
「魔法制作」でなんとかするのが1番早いだろうけど、何があるかな。
ファンタジー系の小説では確か「飛行魔法」や「転移魔法」を使って移動することがあるよね。
「飛行魔法」はバレるだろうなー。飛んでいる姿を見られたら意味がない。
「魔法制作」
名前 「垢月由香」 「15歳」 種族「異世界人」 職業「司書」
Lv71 HP 51900/52000 MP 50000/52000 経験値7840/110000
潜在能力「ブックポイント」
効果「本を1ページ読むごとに経験値を獲得する」
固有スキル
「ブックストア」
効果「元の世界の本を取り寄せることができる」
「魔法製作」
効果「新たに魔法をつくることができる」
獲得スキル
「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」
「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」
「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風)「結界魔法」「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土)」「痛覚軽減」「探査魔法」「強化魔法」「転移魔法」New!
「剣術」「料理」「解体技術」「地図」
称号
「本が大好きな異世界人」「ウルフキラー」
装備
「ワンピース」「ブレスレット」「木の剣」
効果 敵と認識し、対象者の半径5m以内に入ると、自動的に結界魔法が張られ雷撃、氷矢を放つ。致命傷になった人を1度治すことができる。
雷撃50%の確率。硬さ、ミスリルほど。合計防御力60%。
宿で本を徹夜して読んでいたのでレベルが上がっている。
「転移魔法」は説明を見ると1度行っていた場所でしか転移できない。
でもバレずに移動することはできる。
人通りの少ない場所に行き、もう1度人がいないか確認する。
1度行ったことある場所は、あの森の中しかない。
「転移魔法」
浮遊感に包まれ、目を開けると森の中だ。よかったー。ちゃんと魔法に成功して。
「転移魔法」ってレベルの高そうな魔法だ。
これでフラワーガーデンまでの距離は1244km。
魔物を倒しながら行くことになるかな。
まだ昼なので進むつもりだが、とりあえず次の目的地を決めないと。
「地図」
いいところに街があるといいんだけど...。よしここなら良いかな。
アフィル。ここはギルドもあるし、休憩するにはぴったりな場所だ。
あと34kmもあるけど。
よしアフィルに向かって出発するぞー。
でもこの森を抜けなければいけないんだよね。
この森を抜けるにはあと10kmは歩かなくてはいけない。
王都から出る前に食料や冒険者用の道具などは買っておいたけど。
まあこんな所にいても意味がないので進み始める。
「探知魔法」「気配感知」
「探知魔法」で分かったことは前方にウルフ。後方にもウルフがいるということ。
はさみうちする気だろう。
「
前方と後方に氷の矢を撃つ。
「探知魔法」で死んだのを確認し、ウルフを回収する。
アイテムボックスに魔物を収納しても腐らないことが判明した。
便利な効果だ。
この調子でどんどん進もう。
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