第5話 逃亡



異世界召喚されてから約1ヶ月が経った。

武藤と対戦したり、他にもこの1ヶ月間色々なことがあった。


ついにこの城から逃亡する日が来た。王国を去るのは厳しいと判断した。

その理由は国境を越えるときの警備が厳重であること。

あまりにも厳重なので諦めることにした、今は。

そのうちは王国から逃亡したいと思っている。


異世界召喚する人を信用しろと言われても難しい。


では今のステータスを確認しよう。実はあのバカと対戦してからステータス確認をしていない。どれだけ成長したかが楽しみだ。


よしステータスOPEN!


名前 「垢月由香」 「15歳」 種族「異世界人」 職業「司書」


Lv67 HP 45000/45000 MP 44900/45000 経験値64931/90000


潜在能力「ブックポイント」

効果「本を1ページ読むごとに経験値を獲得する」


固有スキル

「ブックストア」

効果「元の世界の本を取り寄せることができる」

「魔法製作」

効果「新たに魔法をつくることができる」


獲得スキル

「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」


「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」


「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風)「結界魔法」

「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土)」「痛覚軽減」New!


称号

「本が大好きの異世界人」


はい、強くなりました。レベルも正直、想像以上だ。

「攻撃魔法」は火が炎になったりあと氷、風がプラスされている。

称号が本が大好きな異世界人になっている、なんか恥ずかしい。

あと一応冒険者になるつもりなので、冒険者で役立つ便利なスキルを作ろう。


「魔法制作。」


獲得スキル

「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」

「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」


「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風)「結界魔法」「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土)」「痛覚軽減」「変装魔法」


「剣術」「料理」「解体技術」New!


「料理」は自分で作るとなったときに便利だから。元の世界での技術が衰えてたらいけないし。

「解体技術」はまあ、あったほうがいいですよね。できる気がしないですけど。


今日は王国の誕生祭で城の警備が手薄になる。

何と言っても今日は私達3年A組のクラスメイトが勇者として国民に紹介される日。

絶対に嫌だ。私の座右の銘は平穏なのだから、今勝手に作ったけど。


「変装魔法」 「気配妨害」「隠密魔法」


青みを含む銀髪に薄いオレンジ色の目。顔のパーツは同じだけど、髪はロング。

今まではショートヘアだったから誰も私だとは思わないだろう。身長も10cm高い。

そして気配感知されないようにを妨害して、さらに隠密魔法までした完璧だ。

イメチェンしたみたいなことになっている。

アイテムボックスに荷物が入っているかを確認。


最近少し王国が私達のことを雑に扱い始めている。本性がやっと出てきたという感じだ。多分この誕生祭が終わると更に悪化していくだろう。この前なんて騎士が暴力を振るってたし。

その可能性がある以上、私は1人で異世界ライフをする。

よし、やばそうな城から逃げるぞ!



(あとがき)


雷魔法は武藤君との対戦の時に使っていたのでその時点で覚えています。

第1章はこれで終了となります。

閑話をはさみ第2章に入ります。閑話1、視点は双葉さんの予定です。

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