メンズミーツエッグ

ダチョウオブザデッド4話目


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 暴徒の集団を撃退した翌日、川崎がダチョウの様子を見に行くと、卵が一つ転がっておりました。

 ダチョウの卵です。

「おぉ、お前メスだったのか」

 ダチョウは抱卵と言うより傍らに置いて寝っ転がっています、川崎が近づいてきたのを見るとくちばしでマントを突き引っ張っています。

「おいなんだ、どうした?」

ダチョウは引っ張るのをやめて、卵を、川崎に向けて転がしています。

「ふむ……卵か」

 川崎がかんがえているのは食糧としての卵の価値と、孵化させた場合の手間でした。

「ネットがまだ生きてればいろいろ調べれたんだがな」

 ダチョウのヒナの姿は図鑑に載っていたが、流石に孵化の条件までは載っていなかったので、致し方ないが卵を受け取った川崎は、ホームセンター内に入ると、綺麗な作業着で包んで持ち歩くことにして、肩かけの鞄の要領で。体に括りつけた。

「流石に孵化したら、連れ歩けないし近所のコミュニティから人で借りた方が良いかも知れないな」

 なんて川崎は呟いて、孵化した後の事も考えて、小松菜のプランターを増やした。


ダチョウの原産地はアフリカ、サバンナ地帯の寒暖差に耐えれるように進化したのか、寒さにも強く、日本だと北海道にもダチョウ牧場が存在している。

食性は作中で川崎が言っているように、草食性の強い雑食、埼玉のダチョウ牧場のダチョウたちは小松菜が好物らしい。






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ダチョウオブザデッド 涼風小鳥 @maosuzu

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