第65話 装備を整える2人と乾
用具室に駆けていくとなぜか完璧に装備を整え大きなザックを背負った上に大きめのポンチョを被った
「話は聞いた。北海道の大量遭難については訳あって俺もよく知っている。手伝わせてくれ。必要な装備は整えてある」
こんな時であれば
「AEDも持っていくべきだ」
その言葉を聞いた時僕は総毛立った。
「言っている意味は分かるな」
厩舎で
「どっちが早くあいつを見つけるか競争だな」
すでにオグラメイコーに
「そんな競争にはかけらも意味がありません。目的は空さんを無事に救助することです。勝ち負けで得られる自分のプライドよりももっと本質的に大事なものがあるんじゃないですか」
僕ははっきりと腹を立てていた。
そんな僕と
「あいつはそういう奴だ。気にするな」
大城さんが無言で東に向かったので僕は少し迷ったあと南へとメイを
急がなくては。急がなくては。何が何でも急がなくては。急いで空さんを見つけないときっと軽装な空さんは凍えて…… 凍死。またそんな想像をしてしまった僕は身の毛がよだつ。いや、絶対そんなことにはさせない。僕はついつい
【次回】
第66話 たとえ裏切られたとしても
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます