第3話「ようこそ魔神博物館へ!」

 回収員待機室には青年がふたり。惑羽イチトはTシャツにスウェットというラフな姿。真道シガヤは白衣を布団代わりにして鼻頭まで隠している。


「やはり、俺は弟を止めるべきだったのだと思う。肩車の順を逆にしていればと悔やむことは何度もあったが、決まってその後に『あんな小さな弟が、俺を肩に乗せることが出来るわけないじゃないか』と己で気がついてしまう。その繰り返しだ、ああ、飽きるほど繰り返した……」


 イチトは片腕で目を隠しながらブツブツと呟いている。この部屋の時計は静かに針が動く。現在時刻が知りたければ、起きて時計を確認するか、スマートフォンのロックを解除するかのどちらかだ。


「あいつは運動が得意だった。だが、得意なことをさせてはいけない。得意ゆえに突っ走る。俺の手が届かないくらい疾く……実際届くのは声のみと成ってしまった。そして、俺の声ではあいつは止まらない。止まってくれなかったんだ」

 白衣の下の真道シガヤは、相棒による念仏のような思い出話によって熟睡の沼にドボンと頭から浸かっていた。

「なぜ、なぜ他のきょうだいから託された、大事な大事な弟を手放さなければならなかったのか……」


 その疑問への答えだ、と言わんばかりにタイミングよく仮眠室の扉が音を立てて開く。

「イチト! シガヤ! ターゲット来たぞ!」

 カーキ色のジャケットの下に黄色いパーカーを着た、過剰パーカー青年が不機嫌そうな声を飛ばした。

「おーい、いつまで寝てんだよ。着替えて待機しろって言ったよな?」

「ハバキ……」

「それともその格好で客のフリすんのか? ウチの客層見ろ、そんな極限までラフな格好で来るヤツぁいねぇよ」

「ハバキ」

「自覚が足りねぇんだよ客員コンビが。一応ウチの職員なんだからもっと来るヤツのことを」

「ハバキ!」


 イチトの3度目の牽制で、ようやく枕木巾来まくらぎハバキは文句を止める。

 なんだよ、と不機嫌な目を向けると、イチトが人差し指で「静かに」の形をつくって、もう片方の手で真道シガヤを指差した。

「シガさん、さっき寝付いたところだから」

「赤子か!」



 ……。



 今日の特別業務はイチトひとりで引き受けることになった。


 開館前に起きた「魔神の燻製チキン騒動」の処理に追われ、仮眠をとれたのは4時間程度。イチトの目の下にはうっすらとクマができているが、今はなるだけのふりをしなくてはいけない。

 ハバキから借りたシャツを着て、スウェットを脱ぎ捨てスラックスに履き替える。靴もコンバットブーツから、最近ではめっきり履かなくなった革靴に。そうして裏口からこっそり出ると『モルグ市魔神博物館』の入口にまわる。


 博物館、その白い箱のような施設の壁中央に館名と印章が記されている。

 その匣、魔神の巣窟。あるいは墓場。

 またの名を見せしめの場。そして人間の勝利の記念碑。


 平日につき人の行き来は多くない。それ故にターゲットは目立つはず。イチトは一般客を装ってガラス扉を通った。


『ようこそ魔神博物館へ』

 入るとすぐに達筆な筆文字のパネルが来場客を出迎える。

『当博物館は、魔神が人間の制御下にあることを皆さんにアピイルするための施設です』

『禁止事項をよく守り、どうぞ、モルグ市にお金を落としていってください』

『館長 不座見ヒルメ』


 フランクなのか雑なのか判断しかねる文章に辟易しつつ、イチトは入館チケットを購入する。

「赤色か」

 枠に区切られた円による博物館のマークは、発券ごとに色が異なるランダム仕様だ。それぞれの色は異界区分を象徴していて、さて赤色はなんだったかなとイチトは考えるふりをする。


 チケット片手に中へ入れば、一番にのっぺらぼうの木製マネキンが出迎えた。Tt型魔神の脳和ノワは『無害の魔神』として博物館受付の仕事についている。モルグ市魔神博物館の「顔」と呼んでもいい、象徴的な存在だ。新聞で何度も特集が組まれているくらいには有名な受付嬢である。

 イチトに気づいた脳和は一瞬手をふろうとしたが、すぐに、おず……と頭を下げた。その隣での受付嬢がまろやかな笑みを浮かべている。イチトは受付ふたりに曖昧な会釈をしてメインホールに足を踏み入れた。


 メインホールの天井から吊るされているのは逆さの鯨。ナイフのような骨が、突き刺さっているように、または突き破っているように剥製から飛び出ている。

 足元に書き記されているのは解剖図だ。一部がライトアップされて、ある種の神々しさが仰々しく演出されていた。


 正面に目を向けると、壁際には崩壊した神社の写真がめいっぱい引き伸ばされている。

 「土地神の死亡日」で止まった展示の時計は、ある年に全国で一斉に起きた"魔神侵攻"の時刻よりわずかにずれた長針の位置が印象深い。

 この博物館の前身はモルグ市に"在った"、ひときわ大きな神社であるとイチトは知っている。神社の写真をひときわ関心して眺めるふりをしながら、イチトは茶に焼けた眼を9時の方向にやった。


 報告ターゲットの男性客の背を――遮るように、女子がイチトに近づいてくる。

「ねえお兄さん」

 まさか客に話しかけられるとは思わず、イチトは面食らってしまった。イチトは一般客を装った監視業務中である。もちろんそんなこと、同じく一般客である女子が知る由もないのだ。

「ハガイの展示室に行くの?」

 青いスカートに白のブラウスを身につけた、高校生くらいの少女が馴れ馴れしくイチトに問う。長い髪をふたつに結び、頭にはカチューシャをつけている。

 ハガイの展示室と言われてイチトは素早く周囲に目を向けた。ターゲットの客もまた、『Hg/羽交ハガイ型』展示室に連なる通路へ消えていく。


「……施設案内なら館内スタッフに」

「奇遇ね、行くなら一緒に入ってよ」

 イチトの意向を無視して少女はイチトのシャツの裾を握る。下のきょうだいが存命ならこういったやり取りもあっただろうかと、イチトは彼女を強く振りほどくことはできなかった。

「学校はどうした」

 一方でイチトは学業に関する怠慢には厳しく、サボりは認めがたいタイプである。

「今日はおやすみ。社会勉強しに来たの」

「自主休校とは感心せんぞ!」

「お兄さん、声が大きい。館内ではお静かに」


 常識でしょ、と続けられてイチトは苦虫を噛み潰したような顔を反らした。薄暗い通路にはパネルが飾られている。どれも魔神から受けた被害を解説するためのものだ。

 早歩きでパネルを通り抜ければ少女もイチトに追従する。通り過ぎる説明書きと報道写真を惜しむように見送っていた。


「気になるなら自分のペースで見れば良い」

「お兄さんは常連客?」

「そうだな。何度も見ているから俺は十分だ。きみはそうじゃないのだろう」

「ハガイの異界の魔神は恐ろしいって。ひとりで見るのは怖いの」

「俺じゃなくとも、前の客に着いていけばよかっただろう。それとも新手のナンパだったのか?」

「私、つきあうなら同い年の子がいい」

「ターゲットが狭いと苦労するぞ。最も、俺とて未成年に手を出す成人は認めん性分でな」

 仮にも警察官だからという言葉は心の内に留めておいた。通路のあちこちに目を凝らす少女は「むずかしそうな人」とひとりごちる。


 そのままふたりで『第Ⅰ展示室』を早足で抜け、各異界の小展示室に続く吹き抜け構造の『中ホール』にたどり着いた。

 高い天井、そしてホール中央に坐すは「白骨大階段」と呼ばれる魔神の遺骨を溶かして固められてつくられた魔神博物館のフォトスポットだ。

 イチトが追う客は大階段を素通りし、1階の小さな部屋へ入る。

『Hg/羽交ハガイ型』魔神展示室だ。


「あった、あそこね」

 少女もまたその部屋を指差す。黄緑色のパネルの下に案内役のスタッフが立っていた。「解説可」という腕章を装着している青年は、しかし解説の役目は消極的そうにイチトにチラチラ視線を飛ばす。なぜ一般客を連れているのだと批難の感情を隠せていない……。

「あのひと、こっちを見ているみたい。お兄さんはひょっとして、あんまりよくない常連客?」

「そんなまさか。俺ほど優良な客もいないだろう。援助交際でも疑われているのでは?」

 自意識過剰なイチトの言葉に少女は初めて小さく笑った。

「ばかみたい。せいぜい兄と妹だと思う。ぜんぜん似ていないけど」

「気にするな。俺も妹とは顔立ちが違う」

「妹がいるの?」

「……ところでこれから行く部屋は『人食い』の特性を持つ怪異の展示室だそうだ。本当に入るのか?」


 任務がなければもう少し掘り下げて話しただろうが、今はその時ではない。痩せぎすで背が高く、黒色のカーディガンを羽織った男は展示室に入ったばかりだ。イチトは彼を追わなければならない。


『たまに? っていうより、しょっちゅう? 出るんだよ』

 ――任務の話を受けた時、ハバキにそう切り出されたのでイチトは「幽霊?」と聞き返すしかなかったが。

『魔神信奉者』

 そう短く答えた彼の、いつもどおりの何かに怒っている目を、イチトはすぐにでも思い出せる。


「死体が人を食べるっていうの?」

「そうならないことを祈りながら入ろうか」

「どの神様に?」

「魔神以外なら何でもいいぞ」


 日本は独自の宗教観から、力あるものに『神』の名を気軽に与えてしまう。彼らが魔神と称するもの、正式名称"異界性侵略的怪異"もまた、人から畏れ祀り上げられかつての『神』と同じ位置に上り詰めようとしていた。

 それを阻止せんとするのが現代日本の課題であり、対局の位置に居るのが今回の標的・魔神信奉者シンパである。



……。



 室内は明るい。この部屋の展示神は光で劣化しないし、なにより生前は闇夜を好んでいた。昨夜にイチトが殺した「ツキノワグモ」と同様に。

 展示都合と辱めを死体に与えるライトは、ハガイ型展示室の主役と客を柔らかく照らす。

 ――主役とは、常設展示神・Hg型魔神『ミィアーシュ』。

 見てくれは両腕のない女性に見える。Hg型としては"内臓っ気"が薄いので、館内でも人気の魔神であった。何より脚のように見える器官が美しい。


「……大きい」

 少女は明確に恐怖の声を漏らした。イチトは慰めることはしない。昨日殺した魔神の方がもっと大きかったという自慢も控える。

 死体の隣に掲げられたパネルを見るのはよそうと配慮した。ミィアーシュの内部写真はイチトに言わせれば「シロアリに食い尽くされた壁」だ。


「逃げてもいいぞ」

 邪魔になるからとは言えず、イチトはぶっきらぼうに気を使う。こういう時にシガヤがいればもっとスマートに退出を促せただろうと、相棒の寝顔をイチトは思い描いていた。

「まだ入って1分よ……」


 小声で言葉を交わすふたりに気づいたのか。痩せた男が振り返った。光のない淀んだ目は、遠くからでもそうと分かる魔神信奉者の目は……イチトの隣の少女の姿を認めると大きく見開く。


!!」

 途端、癇癪を起こしたように男は大声をあげる。

「女が、ミィアーシュ様に、ミィアーシュ様おわす場にッ」


 そもそも、彼と何らかのトラブルを起こすのは、イチトの役割であった。

 穏便な出禁を申しつけること。それが今回の任務オーダーだ。

 ところが男は客の少女にトラブルの手を伸ばす。

 荒事になればイチトこそが適任であった。博物館の判断はいつでも正しい。


死体安置所モルグで騒ぐな」

 "館内ではお静かに"の意を持って、イチトは少女から男を遮った。

「オマエ、その目、その目ッ」

 男はイチトの顔を見て狼狽する。茶に焼けた眼の奥に、相剋空色の光を見出したのだろう。

「オマエも女神に近づくなァ!!」

 男はポケットから錆びた十徳ナイフを取り出すも、振りかざす前にイチトに押さえつけられた。早すぎて何が起きたのか、男にも少女にもわからなかった。


「お客様、館内で魔神を刺激する行為は禁止されています」

 室内のトラブルを聞きつけて『盛愚市魔神博物館』と左袖に書かれたジャケットを羽織る職員たちがやってきた。それは予め打ち合わせした想定通りの動きだが。

「刺激どころじゃないわよ!」

 少女が怯えて怒ってイチトを指差す。磨き上げられた床、取り押さえられた男の手の先には小さなナイフが落ちている。


「……急に暴れだしたんです」

 イチトは今更か弱い市民を装って、しみじみと状況を職員に告げた。

「こういう時は、警察よりも病院ですか?」

 精一杯、眉尻を下げて職員に問う。この演技はなかなかうまくいったとイチトは自負していた。

「通報は結構ですよ。あとはこちらで対処しますので。、ご迷惑をおかけしました」

「いえ」


 ――魔神の重篤なファンなら掃いて捨てるほど現れる。しかし価値観が塗りつぶされた魔神信奉者は厄介だ。

 モルグ市魔神博物館は魔神の牽制施設で在ることこそが悲願であり、"敵"の養成機関と成るつもりはない。


 幸いにして、シンパの炙り出しは簡単だ。魔神には生じた世界ごとに相性があることはすでに判明している。苦手とする存在が近づくほど、激昂あるいは苦悶し、やがて疲弊する。


 既に息絶えしHg型魔神『ミィアーシュ』に献身を示すため、血液の数パーセントをHg型魔神の体液に置き換えていた男が今回の標的だった。

 イチトは昨夜にかけてHg型魔神と戦い、Ag型相剋の攻撃光をもって殺した。その残り香で、イチトが敵だと男は認識した。


 少女にまで男が吠えたのは、『ミィアーシュ』をおんなだと認識していたからか。同性を警戒したのだろうか、かの魔神の唯一性を高めるために。それこそくだらない妄執である。この世に雌が幾らいると思うのか。


 立ち尽くす少女を観察しながらイチトは考える。魔神ミィアーシュに性別は無いと博物館の研究員プロフェッサー集団は結論を下していた。


「お兄さん、ただのお客さんじゃなかったの?」

 信奉者を引きずった職員たちの退いた部屋。少女は展示神でなくイチトに注目し、怪訝を隠さず彼に尋ねる。

「ただの客だぞ。だが前にあの男と、居酒屋で大喧嘩をしたことを思い出した。狭い町だな」

 惑羽イチトは滑らかに嘘をつく。居酒屋を出したのは、この少女にとって遠い舞台だろうから。


「男のひとって喧嘩っ早いのね。展示みる気分じゃなくなっちゃった」

 少女は下を向いたままボソリと呟いた。前髪が彼女の黒い目を隠す。

「わざわざ学校をサボったのにな。きみが見たのは、ここの展示のほんの僅かだというのに」

 イチトの言葉に少女は不機嫌な目を向けた。イチトは雇われスタッフのひとりとして、そして常連客のふりをして、少女の気持ちを繕おうと言葉を尽くす。


「ハガイの展示室以外にもこの博物館には……水族館みたいな展示や、プラネタリウムのような展示もあるが」

 水族館みたいな展示はホルマリン漬けが並ぶ部屋のことだし、プラネタリウムに至っては小粒の蟲の飼育籠だ。

「とはいえ、受付嬢さえ見ることができれば元がとれたようなものだ」

「あのマネキンね。いいわ、今日はもう帰る。また来ればいいもの」

「芸術施設が近場にあるのは恵まれたことだぞ。皇都ならまだしも、地方ならそうはいかない」

「皇都に居たの? 一体どうやって」

「勉強を頑張れば資格を得られる」

「……別にいいわ。勉強なんて。私はモルグ市でいい」


 順路を遡る少女にイチトは着いていく。平日、人が居ないこと、そしてイチトが居ることを慮って、館内スタッフもふたりの逆行を見逃してくれる。

「お兄さんまで帰る必要ないのに」

「きみが逆順で進むから心配でな」

「迷ってるんじゃないの。おみやげだけ見て帰る」

「ミュージアムショップか。それならオススメがある」

「お菓子ならいらないわ。食べないの」

「むぅ、ストイックだな。それなら遺るものがいいだろうか」


 雇われスタッフとして、偽りの常連客として、将来の常連客の導き手として。イチトは館内入口横にあるミュージアムショップへ少女を誘導する。


「此処はもとが神社だからな。魔除けのお守りの応用で、魔神を退ける品がよっぽど豊富だ。せいぜい気休め程度の効果だが」

 ショップ入口に並べられた色とりどりの守り袋。ボードには15種の色に分類された、異界区分の相克図が記されている。


「異界ってこんなに多いの……」

「不幸なことに、日本だけがな」

 イチトは守り袋を見てしばらく悩み、やがて『東ヱアガリエ』と描かれた空色のお守りを見繕った。

「これは?」

「ハガイの展示室の魔神が嫌がるものだ。今日のことを思い出して嫌な気分になったなら、こいつを握って気を紛らわせろ」

「あんまりかわいい柄じゃないわね」

「価値観の相違だな。シンプルでカッコイイだろう。鍵にでもつけておけ」

「……お兄さんが買ってくれるの?」

「お守りぐらい安いものだ」


 レジへ向かえばバイト店員が「800円です」とやる気なさげに応対する。イチトは百円玉8枚で支払い、『モルグ市魔神博物館』と印字された紙袋ごと少女にお守りを握らせた。

「……ありがとう。これはそんなに嫌いじゃないかも」

「気をつけて帰るんだぞ。それは交通安全のお守りではない」

「変な心配しないで。この町、車通りが少ないもの」


 青いスカートの少女は博物館の出入口へ駆けていく。その足取りは軽いもので、イチトは安堵のため息をつく。


 ミュージアムショップからは受付の様子が伺える。マネキン人形の脳和が、首をしきりに傾けてイチトを見守っていた。

 心配をかけてしまったかとイチトが軽く手を振れば、脳和は慌ててお辞儀をひとつ。


「人助けは警察の本分だな。たまにはしないと、鈍るものだ」

 イチトは肩を回しながら職員用通用口へ足を向けた。しかし彼が私服であることに気づいたスタッフが、慌ててイチトを来場者用出入口に誘導したのであった。

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