第2話『【継続】は力なり!今年こそは【結果】を出すぞ・3選』

「今度こそジム通いを続けてダイエットを成功させてやる」

「来年こそ仕事で結果を出して同僚を見返してやるぞ」

そう一念発起しても、なかなかその努力を継続できずに、結果的に意気消沈。そんな、自信を失くしているあなた!

【継続】する力を身につけて確実に【結果】を出せる方法があるとしたらどうします?


お帰りなさい。公認心理師/キャリアアドバイザーのA☆太郎 です。

今回は、多くの人が直面する課題である【継続力】に焦点を当ててお話ししたいと思います。

【継続】する力が身につけば「夢を叶える」ことだってずっと楽になりますよね。そして成功体験が積み重なっていけば、新しい挑戦にも積極的になることができ、あなたの人生がより深みを増し、充実した幸福な生き方を実践できるようになります。

でもその道筋はまさに「山あり谷あり」。この講座はそんなあなたの為の「人生・成功の攻略本」です。

では、早速参りましょう。


『【継続】は力なり!今年こそは【結果】を出すぞ・3選』、

1つ目は「スモールステップを踏む」、です。

継続する上で最もよく挙げられる問題の一つが、モチベーションの浮き沈みです。最初はやる気に満ち溢れていたのに、次第に減ってしまうことはよくあることです。

大きな目標を設定することも大切ですが、それを小さなステップに分解することで【継続】は格段にしやすくなります。小さな成功体験がモチベーションを保つのです。

心理学の「行動療法」の中でも「達成しやすい課題からスモールステップを踏み段階的に目標行動に近づいていく方法」として「シェイピング」という名称で紹介されています。  

小さな成功体験も積み重ねれば確実に【結果】へと繋がります。また各スモールステップを意識しておくことで、必要以上に【結果】に対して焦ることを防ぎ、一歩一歩楽しみながら日々の挑戦を続ける事ができるでしょう。


『【継続】は力なり!今年こそは【結果】を出すぞ・3選』、

2つ目は「【継続】を習慣化させる」です。

習慣は【継続】の秘訣です。習慣になれば、行動が自然と身につきます。どのようにして新しい習慣を身につけるか、考えていきましょう。

習慣化には定着の流れに至る法則が存在します。その法則とは「きっかけ、習慣、報酬」の流れを意識化することです。

きっかけはトリガーとも呼ばれ、習慣を始める特定の時間や場所、道具などを、それもなるべく五感(特に視覚)に訴える形で設定することがコツとなります。毎日同じ時間にアラームをかけ、時刻を確認の上で「その行動」を始める、など。またすでに習慣となっているものとセットにする方法=スタッキングも強力な効果を発揮します。例えば「洗顔の直前に体重計に乗る」などです。更には他の人との協力、或いは「ライバル関係」を利用するのも非常に効果的です。いわゆる「有言実行」を体現するということですね。

習慣実行後の報酬(リワード)も重要です。良い習慣が報酬と結びつくことで、やる気が向上します。頑張っている自分に「ささやかなご褒美」を設定し、モチベーションを定着させましょう。ご褒美には特に決まった形はありませんが、その時々のスモールステップの段階、重要度に合わせて設定すると良いでしょう。

「きっかけ、習慣、報酬」。要するに、習慣化は「【継続】のシステム戦略」、と意識しましょう。


『【継続】は力なり!今年こそは【結果】を出すぞ・3選』、

3つ目は「失敗・不測の事態に備える」です。

【継続】の道にはさまざまな障害がありますよね。その現実から目を逸らすのではなく、むしろそれらを予測し、対策を考えておくことが【継続する力】を強化します。

実際「【継続】できている人」でも、失敗・不測の事態はつきものです。しかし、それをどう受け止め、どう乗り越えるかで差が生まれてきます。失敗から学び、次につなげることが重要です。

また、一人で【継続】するのは難しいこともあります。周りのサポートを得ることで、モチベーションを保ちやすくなります。さきほどの「ライバル関係」はこういう時こそその真価が問われます。お互いに切磋琢磨しつつも、苦しい時は助け合う、そんな「仲間関係」でありたいですよね。

また時には【継続】のそれまでの過程を振り返り、意識的に達成感を感じることで障害の壁を乗り越える意欲を復活させることができます。「【継続】ダイアリー」としてメモ程度の記録をつけておくと便利です。コツとしては事実関係と自分の心情を分けて書いておくこと。そうすると自分を客観的に捉える習慣も身につき、後での振り返りがグッとしやすくなります。もちろん動画や音声メモでも構いません。


では最後に、「【継続】が上手くいかないのは、その目標設定のせい」という話をします。目標を達成するには日々の努力、積み重ねが必要なのは言うまでもありませんが、それがどうしても頓挫しがちなのは、そもそも目標設定があなたの心と結びついていないせいかも知れません。

つまり「本当の目標」になっていない。

失敗や不測の事態はどちらかというと外的要因がメインになりますが、目標が本当に自分が望んでいるものでない場合、その外的要因すら自分で引き寄せてしまう事があります。これはフロイトの防衛機制の中の「現実への逃避」にあたるもので、そんな時はもう一度自分が本当に求めているもの、そして怖れているものを振り返る必要があります。もしかしたらあなたは何かを怖れるがあまり、目標という名を借りた「言い訳」をしているだけなのかも知れません。だから目標が達成されては困る。それ以上「言い訳」ができなくなってしまいますから。これが【継続】頓挫の真相です。逆に言うと、それは「振り返りと軌道修正のチャンス」に他なりません。むしろ「ここが自分と向き合う正念場」と覚悟を決めましょう。

いずれにせよ、【継続】は始まりが一番労力を使います。車輪でも転がり始めが一番摩擦が大きいのと同じように。是非今日お伝えした3選を活用していただき、或る程度初速をつけた形でスタートすれば、きっとあなたも気がつけば【継続】の途上にいることでしょう。

そしてその【継続】の道もいずれは終わります。たとえ【結果】がどうであろうと。しかしその道程は事実として、そしてあなたの歴史として心身の記憶に深く刻まれることでしょう。実はそのことが【結果】そのものよりも大事なことではないのか、と私は考えていますが、皆さんはどうお感じになられるでしょうか?


本日のまとめです。今日は【継続する力】に焦点を当ててお話ししました。

1、スモールステップを踏む

2、【継続】を習慣化させる

3、失敗・不測の事態に備える

補足として「【継続】が上手くいかないのは、その目標設定のせい」という話をしました。


私が【継続】について覚えているのは映画監督・黒澤明さんの言葉。

一日一枚(一ペラ)しか書けなくても、一年かければ、365枚のシナリオが書ける。私はそう思って、一日一枚を目標に、徹夜の仕事の時は仕方がなかったが、眠る時間があるときは、寝床に入ってからでも、二、三枚は書いた」

これは黒澤監督がまだ若く、無名だった時期を振り返っての言葉。その後の彼の活躍は皆さんもご存知のことでしょう。世界的な名監督も、出発点は「毎晩のペラ一枚」だったのです。

目標を持ち、その達成に向けて日々の継続がどれほど重要か。そして、失敗から学び、サポートを得ることがいかに大切か。これらを心に留めて、私たちも継続する力を育んでいきましょう。


このチャンネルでは「働く皆さん」のお悩み解決をサポートし、これからも幸福(ウェルビーイング)についてのよい深い学びのヒントになる内容を発信していきますので、是非チャンネル登録をお願いします。


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今回の講座が皆さんの心に響いたのなら嬉しいです。

今夜も最後まで読んで頂き、有難うございました。

それではまたこのチャンネルでお会いしましょう。皆さん、ごきげんよう。

おやすみなさい。

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『 日常のサバイバル幸福学 』 桂英太郎 @0348

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