※これは登場人物紹介や世界についての裏設定をまとめたものです。第一章をまだ読み切っていない方にはネタバレになる恐れがあります。

・五十州瑞香（いぎすみずか）

主人公。気の弱い性格で、基本的に自ら行動することは専ら無い程消極的。前世で穢された自身の人生をやり直すために転生した。

・キーラ

例の異形の両親が産んできた生命の中で、唯一の成功体。そのため身体は恐ろしく健康的で丈夫であり、運動能力は幼いながらアスリート並。驚異的な再生能力まで有している。名前の由来は『キラー』。

・マー（キーラの母）

異形ではあるが、れっきとした人間。というよりは、人間だった成れの果て。肉を食すことでその身に受胎することが可能だが、基本は失敗に終わっている。しかし、最近になって正常な人間（と言っても少女の転生前まではキーラしかいない）の皮膚片を取り込むと人間に近しいものが産まれることがわかった。

・パー（キーラの父）

同じく、人間だった成れの果て。特段生殖能力が備わっているわけではないが、キーラはちゃんとお世話してくれている。キーラの住居の建設には、人間の姿をしていた頃の彼が一役買っている。

〜余談〜

作中でキーラの両親が発していた謎の嗄声ですが、実はちゃんと言葉として話しています。

とは言え、明言する程の内容でもなければ、読者様が絶対に知る必要がある内容でもないため、詳細は特に記載しません。

解読する人などいないとは思いますが、ヒントを書くと大文字（ア、オ）は『－』、小文字（ァ、ォ）は『・』、……は空白と言った具合です。

〜森の世界〜

その名の通り、どこへ行っても森しか存在しない。異形の動物がそこかしこで生活しているが、基本キーラが狩り尽くしている。少女が転生した時に一切遭遇しなかったのは、キーラのテリトリーだったため。

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