第14話 秋葉原無差別殺傷事件

入院騒ぎからオーバードーズは二年ほどしていなかったのですが、というか自然とやめる方向になったのですが、鬱は酷いままでした。


死ぬことだけを毎日考えている状態で、オーバードーズはしなくても、


醤油ボトル一気飲み、塩大量食い、塩化カリウムを食べる、タバコを買ってニコチンを水に溶かして……などしていました。


体を悪くして、死んでしまおうという魂胆です。ただ、当然吐き出してしまいます。


真夜中にやっていたので家族は知りません。


そんな時、秋葉原無差別殺傷事件が起きます。


そのニュースを知った姉が一言。


「お前はああいう風になるなよ」


この言葉と、とある別の人に別の酷い言葉を投げられたのが重なって、私の心は再び酷い精神崩壊を起こします。


ただでさえ鬱のところを、また楔を打たれて酷い鬱が襲う。


声がでなくなりました。出ても小さな声でしか喋れない。


もう何も考えられない。テレビも見られない。なにも頭に入らない。


生きる屍と化します。


道行く人に、「あの人変」と言われるくらいです。


しかも異変を感じ取った、前に後に酷くなると書いた心療内科医(異性)が抱きしめてくるようになりました。


一回はあまりにおかしくなってしまって心配されたのだろうと思いましたが、一年以上続きます。我慢し続けました。



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