第3話 盗難事件

中一の時から度々あったのですが、高二の時に盗難が頻発しました。


毎日のようにクラスで誰かの財布が盗まれる。


そんな時、一番仲のよかった子が担任から疑われました。


担任から呼び出されたことが原因で、疑い始めた子が噂を広めます。


噂が噂を呼ぶと、いや~な空気が広がっていきます。他クラスにも広がります。


噂に洗脳されてしまう子が多かったです。クラスの空気は日に日にざらざらしていきます。もうクラスの全員が友達が犯人と決めつけているような状態でした。


その子の顔を見ればみんなひそひそと。もちろん本人はやっていません。


アリバイもあります。


一旦友達の嫌疑は置いておいて、盗難に関しては騒ぎになり生徒の代表が警察へ行きましたが、学校の中でのことだから立ち入れないと。


担任に何度も訴えましたが、友達を疑っているので何もしません。


ただ主よ、と祈りを捧げるだけで終わります。


教頭も、学院長も綺麗ごとを並べ立てるだけで何もしませんでした。


ブラック校則+異常なまでのカリキュラム+宗教の押し付け+特定のグループに悪口を言われ続ける+母親が怒鳴り散らかす+盗難の解決がなされない。


このころから私は精神的に疲弊していきます。


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