第2話 徹底的に合わない学校
キリスト教の中高一貫校の女子校に親に強制的に入れられ、キリスト教生活を強制されました。
日曜教会に行くことは必須でした。
中学受験をしたわけですがキツイ。小学4年生から受験勉強を始め、小6はほとんど塾で潰れます。遊びたくても遊べないし、眠りたくても眠れません。
なのに、行きたいところに行かせてもらえませんでした。
家がキリスト教でもないのに母の憧れからとにかくキリスト教の学校へ行けと。
中学も母が気に入ったところでなきゃだめだと怒鳴られました。
悶々としたまま学校に入りましたが、まあ、学校が合わない。教師はとにかく宗教の教えを押し付けてきます。
朝から聖書の話を聞かされます。教師の話す言葉は偽善に満ち溢れています。
それでも、中学の時はまだ持ちこたえていました。
女子校は、みんなが思うようなところではないです。
女子が男子化します。恥じらいも色気も何もないです。
いわゆる女の子らしくしていると、いじめの対象になります。
漫画禁止ですが、ジャンプや少年誌好みます。
それでも女子の嫌な部分も残る、そんな学校でした。
私は一部の女子グループに悪口を六年言われ続けてきました。
そして、高校は教頭が代替わりして酷くなりました。
体育ができなければ教師の満足のいくまで延々再試をさせ、世界地図が教師の思うように描けなければ延々描き直させる。
そして高三でも一か月十数教科発表という形の地獄の宿題。他にもスカート丈検査、授業が終わってから、一時間半くらいのバカみたいに長い放送。
校則も、髪が肩に着いたら黒か茶のゴムで結ぶ、革靴は三種類しか指定されず、セーターに腰を巻けばセーターに腰を巻いた教師から注意が入ります。
あらゆることに、個人個人に注意が入ります。
礼拝の時は眠ってる子を揺さぶり起こします。
なにかと理屈をつけて夜まで帰してもらえません。
夜になっても学校から帰してもらえないので、高校三年になっても予備校に行けない日がありました。
始業式から授業で、卒業式直前まで授業をする、とにかく生徒を縛り付けるそんな学校です。しかも宗教が絡んでくるのが厄介です。
眠れなくなっていきました。
なにより不眠が酷くなる決定打になったのは、盗難でした。
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