第5話
消防小屋には全員集まっていた。M君は酔っていたので消防車の助手席に乗ることにした。団長が早くと促したので足を踏ん張って飛び乗ろうとしたら右の長靴の中がぬるりと動いたので立ち止まって長靴を抜いた。両手でその長靴をさかさまにしたら、1匹の子ネズミがすばしこく逃げていきそのあとから死んだ子ネズミがボトリと落ちた。どうやらM君が踏みつぶしたようだ。周りの団員がわーと驚き全員がしかめ面になり、士気を失いそうになった。M君はなんとか別の長靴に履き替えて皆と現場に急行した。
火災はまだ初期の段階だったので皆の士気は盛り上がり手際よく消火の準備に取り掛かった。M君も持ち場に立ち放水の準備に取り掛かった。団長より放水の号令がかかった。M君はホースを構えて、よし、と気合を入れた。瞬間、自分のものが少し漏れ出してしまった。すかさず団長に声をかけて、とりあえず自分の放水に取り掛かった。1分くらい遅れたがM君の消火活動もなんとか事なきを得た。
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