Unknown冬コーデ2023!!

Unknown

#####

今回のエッセイではファッションについて書こうと思う。


令和のファッションリーダー、Unknownの冬のコーディネートを教える。ぜひ参考にしてみてください。


はじめに、俺はファッションに1ミリも興味が無い。なので全く参考にならない。


春夏秋冬を問わずに1年中、黒の上下のぶかぶかのスウェットを着ている。外出するときもその格好である。コンビニ、スーパー、電車内、好きなバンドのライブ会場、映画館。どこへ行くにも黒のスウェットを着ている。他人にどう思われようがどうでもいい。俺は、だらしないのがかっこいいと思っている節がある。常にニートスタイルで外に出るのが俺の中では傾奇者みたいでかっこいい。


あと俺はかっこつけるために両耳に黒いピアスをしている。黒い輪っかがぶら下がっている。ださくてかっこいい。


あと、黒と金のネックレスをしている。職場では服の中に隠しているが、それ以外では表に出して、周囲にネックレスを見せる。


あと、俺が使ってるエレキギターは黒い。


あと、季節を問わず基本的に靴は履かない。いつも黒い便所サンダルだ。


今は金属加工の会社の正社員として働いてるから、職場では作業着を着ている。製造の仕事は、髪が金色だろうが耳にピアスあけてようが何も言われないのがいい。


(ちなみに前回のエッセイで書いたが、俺は会社を近々辞めることになった。会社を辞めたらとりあえず派遣に登録し、単発バイトをやって適当に生きていく予定だ)


あと、彼女がいた時期は普通の格好をしていた。隣を歩く時に俺の服装がダサいと、彼女が可哀想だからだ。彼女に会う時は適当に古着屋で俺がいいなと思った服を着ていた。


だが俺はもう彼女に振られたし、今後彼女を作る気もZEROなので、一生、黒の上下のスウェットを着て生きていく。


ピアスも外さない。むしろ穴を増やす。もう誰にどう思われようが、どうでもいい。


街ですれ違う全ての人間が俺の人生に干渉しないのだから、周りの目を気にすること程アホなことはない。街の人々は俺とは無関係のハリボテに過ぎない。あるいはRPGにおける村人A。


俺はもう27歳だが、大人になるのはもうやめた。


自分の着たいものを着ろ。自分の意思のまま生きろ。周りの価値観なんて気にすんな。


それが、Unknown冬コーデであり、おまえの冬コーデだ──。



腕に関しては根性焼きやリスカ・アムカの痕がやばいので、夏でも痕を隠している。どうしてもTシャツが着たい時はファンデーションテープで傷痕を隠す努力をする。


俺個人は他人に腕を見られようがどうでもいいのだが、他人は俺の腕を見て不快になるだろうから、腕は隠さないといけない。


俺が持ってるTシャツは全て黒だ。無地のやつもあるが、基本的に、syrup16gのバンドTシャツばっか着ている。「徘徊」と白字で書かれた黒Tシャツ着てる奴が街にいたら、そいつは高確率で俺である。「煎餅」「迷惑」「生還」「昇華」「詐欺」「冥途」「患者」「灰汁」あたりもよく着てる。


あとはNirvanaとかpeople in the boxのバンドTシャツもよく着る。


あとは500円で買った「I like usa」とかいうクソダサTシャツもよく着る。別にアメリカは好きでも嫌いでもない。いつか旅行したいとは思ってる。ドジャー・スタジアムに行って大谷翔平を生で見てみたい。それが俺の夢だ。


あと酒で酔ってる時にネットで買った「陽キャ」と書かれたTシャツもある。



何かを世の中に残したくて、久方ぶりにギターを手に取り、曲を書こうとしたが、何も書けずに陰鬱としている。強い酒を飲めばインスピレーションが湧くかもしれないが、俺はもうアルコールに依存するのを辞めて4%の酒しか飲まなくなった。悪いドラッグはもう一切やらなくなった。結局俺は何も生み出せずに、ギターをしまった。


俺はどんどん角が取れて普通の人間になっていく。それでいいかもしれないと思う。


もう悲しみも怒りも寂しさもどこかに雲散霧消してしまったのだ。


俺は運が悪かった。それだけだ。俺は全てを割り切れる。


「愛してる」だの「好き」だの「会いたい」だの、くだらねえ。2度と聞きたくねえ。


昨日作ったシチューの余りを食べた。うまい。豚肉とじゃがいもとにんじんと玉ねぎを入れて作った。ルーが顆粒状なので溶けやすくて、よかった。



「愛されたい」という名の幻想は消去して生きていかないといけない。俺が俺自身を愛してさえいれば、他の愛はいらない。


俺は今後は1人でずっと生きていく。孤独のまま生きていく。その覚悟を決めた。もう彼女なんて2度といらねえ。誰にも理解されなくていい。理解者なんて2度と必要ない。俺が1番俺を理解してるから。俺は孤独でいい。


「愛してる」とか「会いたい」とか「大好き」とか俺に言いまくった彼女は俺を数ヶ月で振った。今までありがとう。


偽りの自分を好かれるくらいなら、ありのままの自分を嫌われた方が良い。



俺はテンションの高いうるさいロックを聴き、タバコを吸っている。今日は土曜日だから、家でだらだらする。ゲームする。最近「龍が如く維新!極」を遊んでいる。刀で人を殺すのが楽しい。ストーリーもおもしろい。


光陰矢の如し。今年がもうすぐ終わる。


不安定ながら、今年は俺にしてはよく頑張った方だと思う。彼女作って、仕事始めた。だが彼女とは別れて、仕事もやめる。割と激動の1年だった。


アラサーに近づく中で、俺は1人でも生きていける心を身につけないといけない。


他人に依存するのを辞めないといけない。


だが、独りぼっちの世界には仲間が沢山いる。だから大丈夫。



ところで、昨日ニュースで見てびっくりした事がある。


小学生の女子2人が学校でODをして搬送されたらしい。とんでもねえ世の中になってきている。世紀末が近いな。小学生がODするなんて。この社会の流れはやばいと思う。


俺もOD歴は長かったが、今はもう何もやってない。


市販薬のODは若者の中で今かなり問題になってる。いつかOD行為そのものが犯罪になる日が来るかもしれない。


昔は、ODなんて陰でコソコソやるものだったのに、今はSNSでODをファッションみたいに自慢したり発信する人が増えた。だからここまで薬物が蔓延した社会になったんだと思う。


それと、どんどん若者が生きづらい社会になってきてるんだと思う。


透明で見えない不安や絶望が常にある。俺の生活の中にも。



俺が普段吸うタバコは、主に3種類。アメリカンスピリットとラッキーストライクとセブンスターをローテーションしている。


でも基本はアイコス・イルマワンのセンティアを吸っている。


正直、金はかかるけどODするくらいならタバコ吸ったほうが健康的でいいと思う。


タバコは本当にいい。癒される。


(未成年の喫煙はNG)



クリスマスのシーズンが近づいてきて、街のイルミネーションとかクリスマスツリーが光ってて、街を歩く人たちが浮かれてるように見える。俺はこの季節は好きでも嫌いでもない。


今月彼女に振られたので、今年のクリスマスも自分で自分にケーキとチキン買うことになりそう。


ネット通販で七面鳥を買って自分でじっくりターキー作ってみるのもいいかなと思ったんだが、虚しそうだからやめた。



あんまり他人に「頑張りましょう」とか「頑張ってね」とか言うのが好きじゃない。


俺が言われる分には全然いいけど、「頑張って」って言われるとプレッシャーに感じてしまうタイプの人もいるから、俺はあんまり言わないようにしてます。世の中いろんな人がいる。


緩くやっていきましょう。今日も生きれたから自分は偉いと思って、1日を終えましょう。


実際あなたは今日を生きただけで偉いし、俺も偉い。


未来は空想の話で、過去は消えるものなら、どうして今あなたは泣いているんだろう。


結局気分だろう。人間って何だろう。


泣いてたあなたが笑ってくれれば、俺の薄汚れた過去は全てどうでもいいものになる。



最近、ピクミン・ブルームっていうアプリを始めた。


自分が散歩するたびにピクミンが増えるゲームだ。かわいい。


普段、仕事や買い物以外で家から出ない俺とか、引きこもりにおすすめのアプリだ。


俺は運動不足だから、ピクミンを増やすために散歩しようと思う。三日坊主で終わりそうですが。


Bluetoothイヤホンが1つぶっ壊れたから、電器屋に買いに行かなきゃ。音楽を聴けなくなるのは死活問題だ。ピクミンを増やすために徒歩で電器屋さんに行きます、か!!




電器屋に車で行ってきました。車で行ったからピクミンは増えなかった。車という文明の利器があるんだから、わざわざ徒歩なんて選ばない。


3600円のイヤホンを買った。ほんとは5万くらいの高級イヤホンで音楽を聴きたいんだが、経済的に厳しい。


俺は最近、曲作りを頑張ってるが、全くうまく行かない。インスピレーションが枯れてる。でも何かを世の中に生み出したいと思ってる。この想いは金にならなくていい。俺が生まれた意味をこの世に刻んでやる。


拝啓あなたへ。いつか俺のエレキギター聴いてくれ!!!!!!!!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Unknown冬コーデ2023!! Unknown @unknown_saigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ