第3話 休日の街
若くて可愛らしい子はとにかく人からよく見られている。男からも女からも、若い男からも若くない男からも女からも見られている。相手が子供でも油断はできない。男の子ならなおのこと油断できないし、女の子でも油断は禁物だ。変わった子はどこにでもいる。特に最近変わった子も増えている。油断はできない。とにかく会ったばかりの相手をすぐには信用しないことだ。人は自分でそのつもりがなくても人を騙したりすることがある。全く騙すつもりなくてもそんな風になってしまうことがある。初めから騙すつもりで近づいてくる人間の方が返って安心できるかもしれない。騙そうと思っている人間は不自然で、分かりやすいからだ。街を歩いている人間のほとんどは用があるかなくて暇だからのどっちかだ。用がある人間は目的がはっきりしているのでまず問題はない。問題があるのは暇な人間だ。これには注意が必要だ、暇だから何をしでかすかわからない。付き合う相手を探してる人間は 割と目的がはっきりしているので わかりやすい。一番厄介なのははっきりした目的もなく 街をぶらついてる連中だ。一体何がしたいのかもわからず多くの場合は 彼ら自身もわからないまま街をぶらついてる連中だ。ほとんどはこれと言ってしたいこともなく理由はなく目的もなくブラついている。理由や目的がはっきりした連中ははっきりとした行動をとるので問題はない。問題なのははっきりしたものが何もない連中だ目的も理由も全くなく、それでも何かがしたいのでぶらついてる連中だ。目的も理由もはっきりしないのが一番厄介だ。休日の街をブラついてる連中のほとんどはこの手かもしれない。一番安全なのは 理由もなく街をブラ つかないことだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます