論語 珠玉の三十章

読後の感想

学びは、自己研鑽である。自分の考える力を養うために行うことだ。他人から評価されることを目的とすべきではない。思考と判断を養うために、学ぶものだ。本を読む意味に迷っていた自分に、時代と大陸を越えて、渇をいれてもらった。人生とは、自分が生きることが第一である。


目次と問い

長いので割愛したい。


印象に残ったところとコメント

まずは、学びに対する姿勢である。私も、読書をして、調べ物をするが、他人と比べてよい評価を得られないものかと考えることがある。その自分を反省する言葉であった。評価を得るために、やっているのではなく、そもそも、学びの意味は、自分の知識を増やして、出来事の捉え方を変えるというところにあると思う。その出来事が起きた理由や背景を知ることで、少しずつ、人間や世界の見方が変わっていくことに、学びの意味はあると思う。それをおいて、評価を求める気持ちを優先している自分を、省みることとなった。


また、知について、こうある。

「知らないことは知らない。知っていることは知っている。」

これもまた、自分をごまかして、知った気になる私には、響く言葉であった。推測したものを、知ったことのように言ったり、断片しか知らないのに、全体のことのように言ったり、謙虚さというものに欠けたところがある。


過ちて、改めざる、これを過ちというなり。


ごく一部だが、反省することがよく見つかる本だ。


購入したいと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る